わたしの感想
寺地はるなさんの 架空の犬と嘘をつく猫
可愛い表紙からは想像できんどえらい話やった。
あまりの衝撃っぷりに頭がほわほわする
なんでこんなにも
自分が言えなかったこととか
感じてきたこととか
選択してきたことと似てるんやろう。
機能不全な家庭で育って
どこにいても居場所がなくて
社会に出て必死に普通っぽく暮らすことの
大変さと虚しさと
あとなんやろう、やりきれない感じとか
なんでこんなにわかるんやろう😗
何らかの理由があって
自分の心を保つために嘘をつくことは悪なのか
嘘つきは罪人なのか
嘘で自分を守ったり、逃げたり、
理想や目に見えないものを心の支えにする人は
正しく生きられない可哀想な人なのか。
奇しくも
家が大嫌いで
親が一番信用できない大人で
きょうだいのことも憎くて
高校出てすぐ実家を出て行ったとこも
実家とは音信不通になったとこも
そして自分が受け入れられるようになった時に
再会したところも、
共通点だらけでした。
許したんじゃない。
世の中には
『一生解決しない問題』っていうのがあって
浮いたままの感情を
そのまま
浮かせておくことができるようになっただけ。
許したんじゃない。
こういう人がいて、こういうことが起きて
それはそれとして、今は今として
違う時間を作ることができる。
ありきたりなハッピーエンドではないところに
私は救われました😶✨
自分の育ちに自信のない大人に
ぜひ読んでほしい。
私は今もずっと、帰るところはないと思ってる。
自分の作った家庭も違う。
支えてくれる人たちはいっぱいいるけど
いつかみんな離れていくと思ってるし、
それでいいと思ってる。
毎日楽しいし幸せも感じる。
でも、大笑いしながらご馳走食べてたって
いつもどこか消えたくもある。
そんな状態で一生懸命社会人してたり
お母さんしてる人とも
今後関わってみたいなと思う😌✨