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雨好人はロマン派が多い~新海誠、松任谷由実、松本隆、黒澤明、ポンジュノ、タルコフスキー、ウディアレンなど雨にこだわるトップクリエイターたち~
#雨の日をたのしく まず言っておきたいのは、僕には「雨の日は楽しくない」という概念が一切ない。みんなが雨を嫌う中、僕はガキの頃からずっと雨を楽しんできた。 そもそもみんな雨が嫌いなのかどうかという疑問があるが、多くの人がどう思っているのか調べてみたところ、日本では「雨の日が好きな人は10%、嫌いな人は73%」という統計データがでてきた。残念である。 幼少期にさかのぼってみると、唯一好きな童謡が「あめふり」だった。「友達百人できるかな」も「人間ていいな」もしょうもない歌だ
映画レヴュー「名もなき生涯」ベルイマンやタルコフスキーやスコセッシの挑んだ神の沈黙、聖書の善悪からのダークナイトやハクソー・リッジ、ナチスからのカミュ、フーコー、ハンナアーレンまで語れそうな映画
堂々たるタイトルだが、あくまでそれらにちょっくら関与してるよねー程度の、おそらく僕の間違った思考や思想が多く見られるレビューになることを、まず逃げの姿勢で言っておきたい。というのもやはり私はカトリックではないし、西洋で育てないし、聖書も読み込んではいない。興味本位でキリスト教や旧約、新約ともに読んだり調べたりしたものの、理解して自分のものにする境地まで至っていない。むろん無神論者だ。これはあくまで、今まで映画が迫ってきた「神」についてと、映画で語られてきた「宗教」についての僕