2020/04/18; Chatmonchy on Stage
先日購入した「チャットモンチー レストラン フルコース」を視聴しました。感動しました。以下、その概要と感想を書きます。
「チャットモンチー レストラン フルコース」とは2009年に発売された映像作品です。それまでに発表された映像作品「前菜」「スープ」「メインディッシュ」「デザート」に特典映像を加えたDVD6枚組というものすごい仕様になっております。ファンとしては是非とも手に入れたかった作品であり、この度購入に踏み切ったわけです。メニューごとの作品を作るという企画からして可愛らしくて、チャットモンチーらしくて、もう良さしかありません。
開封する瞬間が非常に楽しみで、開封動画をYouTubeに上げる人の気持ちが初めて分かりました。その喜びをここで1つずつお話ししたいのですが、日が暮れそうなのでやめときます。
1枚目「前菜」はミュージックビデオ集です。全て公式YouTubeチャンネルで見られるので正直見なくていいかなと思っていたのですが、試しに見てみると何と ”Sub Audio” なるものが収録されていました。何だろうと思ってSub AudioをONにして再生してみました。すると1曲目「ハナノユメ」のMVが始まると同時にメンバーの声が!!!当時のエピソードや映像監督の思いなどを語ってくれました。うわーこういう話聞きたかった!
ファンはこういう裏話的なものが大好きです。もうこれだけでも買ってよかった。ありがとう...。
2 - 5枚目「スープ」「メインディッシュ (2枚組)」「デザート」はライブの映像が収録されています。チャットモンチーのライブは本っっ当に映えるんです。息ぴったりのアンサンブルで、ステージ上には3人だけの時間が流れているかのようです。パソコンやシンセサイザーの類も全く使わず、まさにバンドのかっこよさが全て凝縮されたステージになっています。
中でも「メインディッシュ」に収録された武道館公演の「風吹けば恋」を聴くと、鳥肌が止まりませんでしたし、気づいたら涙がこぼれていました。あれ、音楽聴いて泣いたことなんてなかったのにな...。この素晴らしい楽曲を、3人だけでゼロから作ったなんて、凄すぎる...。
そしてアンコールの「東京ハチミツオーケストラ」でも、3人が笑顔で演奏している様子に再び涙しました。この曲は上京したての彼女たち自身を歌った楽曲であり、社会人として歩み始めた私と重なる部分があったからかもしれません。
1つありがたいことは、「前菜」の副音声や「デザート」に収録されたオフショット、6枚目「チャットモンチーのクリスマス万歳」のように、演奏している時以外の顔を見せてくれることです。こういう試みは他のバンドではあまりないんじゃないでしょうか。ファンとしてはメンバーの素顔を見られて本当に嬉しいです。自然と笑顔になっちゃいますね。
しかも、各作品のメニュー画面のBGMには、CDに収録されていないオリジナル楽曲が使われていました。こういう遊び心、本当に好きです。謹んで享受させていただきます。いや本当に。
自分が日本に生まれ、チャットモンチーを知ることができたのは本当にラッキーでした。もうライブに行けないことは残念でなりませんが、チャットモンチーというバンドが存在したことに格別の感謝を表します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?