「こうでなくては」で苦しいあなたへ・心をゆるめるヒント
あけましておめでとうございます。
年末年始、忙しくて休めなかった方、風邪でダウンしていた方など、様々な方がいらっしゃるかと思います。今不調な方、疲れている方が、少し一息つける時間が持てますよう、願っています。
今日、一般的には仕事始めですが、休み中の疲れもある中、そこからまた会社へ行く日常のリズムに切り替える、というのも、くたびれることかと思います。
しばらくは「とにかく行けた」「普段の4割ぐらいできれば充分」それぐらい、ハードルを緩めに設定して、お過ごしくださいね。
私はこの年末年始、以前からよく頂く「「こうでなければ」と自分に課していて、苦しい」というお悩みについて、改めて考えていました。
「こうでなければ」は、良く言えば「ルールや自制心」、ただ行き過ぎると「制限や縛り」「囚われ」にもなるものです。
そして「こうでなければ」と考えている方は、真面目な方が非常に多いです。
生育環境や、大人になるまでの出来事が影響していることも多く、自分ではなかなか気づけない場合もあれば、「こうでなければいけないんだ」と思い始めた「きっかけ」があった方もいることでしょう。
「競争で勝たねばならない」「優秀でなければならない」「人を頼ったり弱音を吐いてはいけない」
「人から見て素敵でなければならない」「常に感じ良く優しい人でなければならない」
「女だから・男だからこうでなければならない」「周囲に好かれなくてはならない」
親や周囲からの期待、「これが正しい」と言われてきた、「そうでないといけないんだ」と感じたショックな過去など、根っこもそれぞれだと思います。
ただ、私も経験があるのですが、
自分に課していることがつらくなった時って、「自分に制限している・禁止している・我慢している・無理してやっている」ことをのびのびやっている人を見ると、ダメ出ししたくなったり、腹が立ってしまうんですよね。
あるいは、「こうでなくては」ができていない自分を、すごく責めてしまったり。
誰もわかってくれない、評価してくれない、と心を閉ざしてしまったり。
そういう時期は、「こうでなければ」の見直しどきだと私は思っています。
自分の年齢や環境の変化などで、「こうでなければ」が難しくなるときは、誰にでもやってきます。ある日急に、「疲れた・苦しい・つらい」と感じる方もいることでしょう。
なのである意味、「周囲に腹が立つ」「前のようにできない自分を責めてしまう」時期は、あなたがとても疲れていて、これまでの「こうでなくては」がしんどいつらいものになっている、というサインなんだと思うんです。
あなたは、「こうでなければ」を守るために、これまで必死で頑張ってきたのだと思います。けれど、あなたが余裕を失い、心が折れる寸前ならば、「もっと自分に優しくする・自分への厳しさをゆるめる」ことが必要です。
そんな時はどうか、まずは「自分に制限している・禁止している・我慢している・無理してやっている」ことが多すぎて、今のあなたの負担やストレスになっていないか、少し立ち止まって、振り返ってみてください。
「こうでなくては」ができない自分には価値がないとか、そんな思い込みに囚われていないか、も振り返ってみてください。
そして大事なのは、「こうしている自分が好き、こうできる自分が好き」自己満足でもいいので、あなたが自分を好きだと思えることを、行動の軸に切り替えていくことです。
制限や義務ではなく、「自分がしたいからするんだ」という考え方へ。
同時に負担になってきたことは減らしたり、難しくなったことは、周囲に頼るようにしていきましょう。
あなたが、自分を好きでいられるように。他の人と違っても、自分自身が幸せだと感じられることを大切にしていけるように。
少しづつ、進めてみてください。
2025年があなたにとって、いい一年になりますように。