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「輝く未来を信じて」 4年 白圡大貴

「輝く未来を信じて」
商学部商学科4年 白圡大貴(浦和レッズユース)

こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
商学部商学科4年の白圡大貴です。

まず初めに、新型コロナウイルスと今も最前線で戦ってくださっている医療従事者の方々、並びに日頃より明治大学体育会サッカー部への多大なるご支援、ご声援をいただいております全ての方々に心より深く御礼申し上げます。

私の最後の部員ブログとなりました。私は昨年の12月に左膝外側半月板損傷と左足関節内果疲労骨折の大怪我によって2度目の手術をしました。そして4年目の始動日もリハビリからのスタートとなりました。チームを俯瞰的に見ながら、自分の将来についても現実と向き合い続け、就職活動にも注力していました。

「プロサッカー選手になるのか、一般の企業に就職をするのか」

もちろん18年間、変わらない目標としてきたプロサッカー選手としてサッカーを続けられるのが1番嬉しいことではありますが、どちらにしても1人の社会人であることには変わりはないと思います。
私はどの舞台でも自身の人間性と色を発揮し、輝き続けられる人間であるために、自身を徹底的に分析しました。カッコつけた形だけの分析ではなく事実と自身の素直な気持ちをありのままにノートに書き出し、様々なことを考え抜いて決断をしました。
就職活動を通して、自分を知るということの大切さを改めて感じました。また、自分の知らない世の中の常識や、働くとはどういうことなのか様々な面で新たな気付きがあり、成長をすることもできました。さらに、働くことの大変さを深く考えた時に自分自身がここまで何不自由なくサッカーができたり、学校で勉強をすることができているのも働き続けてくれている両親がいるからだと改めて痛感し、本当の意味での感謝をしなくてはいけないと思いました。
私はまだまだ22年弱しか生きていない未熟で弱い人間です。4年生だから、就職活動をしたから、人として完成されるわけではありません。だからこそ、これからも問題に真正面からぶつかり、自分の決断で道を切り開き、強い人間になりたいと思います。

就職活動において私はひと段落しましたが、ここからは長い歴史と伝統を持つこの組織の一員であることへの誇りを胸に、後輩たちに伝統を継承し、そして新たな歴史の1ページを創り上げることへの挑戦がまだ残っています。ここまでの大学生活は正直圧倒的に辛いこと、苦しいことの方が多かったです。でもそれは自分だけではありません。みんながみんな自分の思い描く理想に向かい常にあがき、前に進もうとしています。明治大学体育会サッカー部には隣を見れば、悩みや葛藤を抱えながらも何かを掴むために立場に関係なく、毎日必死に食らいつき闘い続ける最高の仲間がいます。

先日のアミノバイタルカップの順天堂大学戦。後半終了間際に追いつき、延長戦の木村卓斗のゴールで逆転勝利し、総理大臣杯の出場権を獲得しました。劇的勝利に湧く試合のメンバー、声が枯れても最後まで全てを出し切った応援席、画面上で応援してくださった明治を愛するすべての人々の想いが1つになった気がしました。私は応援団長としてコロナによる制限がありながらも「この感覚最高だな」、「明治大学ってこれだから良いよな」と心から感じました。
でも私は、試合に出るメンバーを応援するためにこの組織にいるのであれば、もうサッカーは辞めた方が良いと思っています。2019年に見た五冠を取ったあの先輩方のように、自身もピッチで躍動して、明治大学を日本一の大学にするためにどんなにカッコ悪くても、サッカー小僧として誰よりも挑み続け、闘い続けたいと思います。そして何より、自分が今抱いている想いを形にできる舞台が私にはまだ残されています。私の明治大学体育会サッカー部での4年間はまだ終わっていないし、振り返るにはまだ早い。
ある日、栗田監督との会話の中で頂いた「最後まであがき続けろ」という言葉。それを自分の中で噛み砕き、残された時間で明治大学体育会サッカー部でしか感じられないかけがえのない瞬間を求めて、あがき挑戦し続ける姿をそして明治大学に結果で恩返しするために、自分自身に矢印を向け走り続けていきたいと思っています。

最高の同期、後輩、スタッフと共に、総理大臣杯、関東大学サッカーリーグ、そして1月1日に日本一を掴み、101年の明治の歴史に名を刻みたいです。そのために残された1分1秒を大切にこれからも明治大学と共に進んでいきたいと思います。

まとまりのない文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。明日8/6で広島に原爆が落とされた戦争から77年を迎えます。私たちはそんな日に関東大学サッカーリーグ戦の後期開幕を迎えます。サッカーができることは当たり前ではないということを胸に刻み、感謝の心を持ち、チーム全員で勝利を目指します。これからも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願い致します。

次回の4年生の部員ブログは大津高校出身の松原亘紀です。サッカーではクオリティの高い左足のキックでチームを勝利に導く明治の心臓です。ピッチ外では後輩、同期様々な人から人気を集める頭もケツも心も大きい彼の最後の部員ブログに期待して下さい!

白圡大貴(4年=浦和レッズユース)
商学部商学科 / DF

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