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冬コミの新刊を2週間で描き上げた女

おはようございます。
自給自足系Vtuberのめぃちです。

結論はタイトルの通りで、
同人誌20ページフルカラーを2週間で描き上げました
今思えば狂気でしたね・・・
今は完全に力が抜けて、体調が悪くなりそうです。フラグです。

今回は


で、どのようにして2週間で同人誌を描き上げたかを備忘録として残します。

1:初めて絵師としてコミケに出ることになったきっかけ

実は……
今回のコミックマーケットが初めてのサークル参加
というわけではありませんでした!
これまでは「コスプレイヤー」として過去に3度、出展させていただきました。
そんな私が「絵師」として出展しようと決めたきっかけ。
それは長年の夢だからでした。

初めてコミケに行った2019年冬。

一般参加として色んなスペースに伺ったときに、あるサークルが今でも頭に残っています。
そこはFate/grand orderのサークルで、イラスト集を頒布していました。
当時のtwitterで「#C96 お品書き」で検索していたところ、とても絵柄が好みで心に突き刺さった覚えがあります。
早朝5時から並び、有明の夜明けを数万のヲタクたちと眺め。
11時に東京ビックサイトという魔境に入り、真っ先にそのサークルに伺いました。
長蛇の列が阻む中、そのサークルはちょうど列がはけており誰もおらず。
無事に新刊を購入させていただくことができました。
1000円というお得な値段を支払い、去り際に
「あの!絵柄が好きです!」
と感謝を伝えたところ、サークル主様は徹夜でしみ込んだ目の下のクマがふっきれるほど目を輝かせ
「ありがとうございます!今日は本当に寒いので…よいお年を!」
と年末らしい挨拶をかわしました。

インターネットを通して出会い、お互い見知らぬ仲にもかかわらず、「コミケが繋いだ一期一会」の人と「良いお年を」と言葉を交わした思い出が
昨日のように鮮明に思い出されます。

と、前書きが長くなりましたが

幼稚園の時から絵を描き始めて早十数年。
「イラストを描くのが好き」
「デザインが好き」
「好きなジャンルのクリエイターさんを知りたい」
セルフ受肉でVtuberの立ち絵を描けるようになったことだし、物は試しで応募してみよう!
今までコスプレばかりで応募していたから、どうせ受からないだろう!
受からなくてもしょうがない!
どうにかなれ~~~~~~~~~~~~!!!!!
と、半ば軽い心持で2024年8月15日に川崎にあるRAKU湯スパのリラックスルームで応募しました。

2:スペースに受かった時の心境

2024年11月8日

忘れた頃にそれはやってきました。
Xに流れる「コミケ当選しました!」の文字列。
しかし私のメールボックスには「コミックマーケット 当選」の文字はありませんでした。
「あ~~~~~やっぱり落ちたか!」
と少し安どしていました。
なぜなら、何も描いていなかったからです!

コミケの当選のアルゴリズムの詳細はわかりませんが、個人的な所感だと「サークルの出展方式は毎回統一したほうがいい」
「持ち込部数と売り上げ部数の差が少ないほうがいい」

この2点をクリアしていると当選確率が高くなるのかな、と思っていたため
・コスプレサークルからイラストサークルに変更した
・イラスト同人作家としての実績がない
わたしはてっきり落ちるのが当然だと思っていました。

3日後

gmailにこんな件名が来ました。
「コミックマーケットの駐車場の申込期限について」
・・・・・・・・・・・・あれ?
当選メールも来ていないのに、何なんだこのメールは?
もしやと思い、webカタログで自分のサークルを検索したところ
当選していました。
2024年11月11日。ポッキーの日。またはプリッツの日。
この時まだ私は何も描いていませんでした。

3:原稿作業の開始

冗談だろ…………

webカタログに記載されている自分のサークルカットを見た第一声はこれでした。
冗談だろ。
この時私は【東京コミコン2024】にむけて心を馳せていました。
コミケどころじゃなかったのです。
ぶっちゃけ今なら言えるのですが、コミケよりコミコンのほうが重大でした。
ジュード・ロウ氏に会うことを確約されていたからです。
これはまた別の機会に話そうと思います。

とりあえず何か描かなければ

ipadを手に取り5時間。
何も浮かばない。
申し込み欄には
「壱百満天原サロメ中心」と書いたので、彼女について何か描かなければ……でも最近は洋画ばかり見てて配信をあまり見れていない……どうすれば……
と悩んでいたところ、youtubeのおすすめ欄に出てきた動画に救われました。
その動画がこちら☟

これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔女だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

4:原稿作業中の心境

テーマが決まってからの作業は早いものでした。
【にじさんじ】×【魔女集会】
1日に2名のライバーさんを描くという、自分でも驚くくらいの集中力を発揮したときは自分が本物の軽度ADHDであることに感謝しました。
しかし何度も「これ誰に需要あるんだ?」と葛藤することもありました。
正直脱稿した今でも「きっと1冊も売れないんだろう」と思っています。

でも原稿作業中、
「好きなにじさんじライバーさんはどんな魔女になるんだろう」
という衝動は、普段生きている中では得難い楽しさでした。

2024年12月18日。
印刷所の状況が【製造中】に代わった瞬間、数年ぶりにホッとしました。
これが【〆切に追われる作家の気持ち】か。
これが俗にいう【修羅場】か。
また一つ、かけがえのない人生経験をしました。

5:まとめ

同人即売会は申し込んだ瞬間から始まっているものだ。

という教訓を得ました。
やはり当選してスペースをいただけないとやる気が出ない、という人は多いかと思いますし、私もその一人です。
当選してようやくやる気が出る。
当選して実感がわく。
しかしそれでは地獄を見る。
特に冬のコミケは当選してから開催日までが1ヶ月と、日本の同人即売会の中でも準備期間が一番短いことで有名です。
正直昨日までは生きた心地がしませんでした。
恐らく寿命は2年くらいあの世に持っていかれたと思います。

以上、実働時間2週間で同人誌を作った女の書き散らしでした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。

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私のサークル【イノチノナエドコ】は
月曜日 東地区 “r”ブロック-19a(東7ホール) に配置されています。
お品書きはこちらです☟

気軽に遊びに来てください!

以上、めぃちでした!


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