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2021年11月「読んだ!」マンガまとめ

こんにちは。マンガライターのちゃんめいです。

元々マンガが大好きなのですが、仕事柄マンガを読む量が年々増えていて、出来ることなら全て記事にしたいのですが、現実的になかなか難しいので今月から読んだマンガをnoteでまとめていこうかなと思います。

あらすじ、一言感想をメインにまとめているので、しっかりした or 丁寧なレビューが読みたい方にとっては不向きかもしれませんが、もし良ければ読んでいってください。新たなマンガとの出会いになりますように〜!

▼ 2021年9月版はこちら

▼ 2021年10月版はこちら

令和元年のえずくろしい

11月の頭に「トーチweb」でスタートした『奈良へ』の大山海先生の新連載。大阪のシェアハウスを舞台に男女の惨たる日々を描く。1話から所々セリフが物騒なのと漂う陰鬱な気配がすごい。

ジーンブライド(1巻)

女性の生きづらさに日々絶望しながらも、力強く生きる主人公の前に、ある日突然昔の同級生が現れる。ジェンダー差別に切り込むところが物語の核かと思いきや最後に突然のSFというか「私を離さないで」的展開に震えた…。すごく面白い!!!

夫は成長教に入信している

成長することに異常なまでに囚われた1人の男性の物語。他者の評価で自分を保とうとしたり、無理して走り続けてしまいがちな社会人にとって救済の一冊になると思う。あとカバー裏にあるメッセージに思わず胸がつまった。

からっぽのアイネ(1巻)

幼なじみのアイネが事故死してからバイオリンを辞め人との関わりを避けてきた吉識律の元に、アイネの記憶を持つ不思議な少女が現れる。過去と今、恋心や友情、そして音楽が交錯するロマンチックで切ない青春音楽群像劇。これは単行本で一気読みしたい作品。

太陽よりも眩しい星(1巻)

「先生!」「高校デビュー」「青空エール」「俺物語!!」「素敵な彼氏」…私にとっては小中高大、社会人と変わらず読み続けている唯一の少女漫画家さん。最新作ときたらもう買うしかないああ!中学になると急に人気者になる彼…。あるある過ぎてしんどい。最高。

嘘つきユリコの栄光(1巻)

人気者になりたくて入学初日に学園一のセレブイケメンの婚約者だと嘘をついてしまった百合子。すぐにバレて嘘つきのレッテルを貼られるかと思いきや、彼女の行き過ぎた「本気の嘘」は真実になる…。嘘がテーマの恋愛攻防戦というか群像劇。

推しが辞めた(1巻)

「推し」である男性アイドルの脱退ニュースを耳にした主人公が脱退の真相を追うサスペンスもの。鬼気迫る執念と怒涛の展開。あと各キャラのアクセサリーとか装いとか細かいところも本当にリアル。カバー裏にもキャラをリアルに感じられる仕掛けがあって良かった。

あかねさす柘榴の都(1巻)

両親を失い、スペイン人の叔母が住む南欧・グラナダに住むことになった少年・夏樹の異国生活記。歴史情緒溢れるグラナダの街並みや食文化が精緻な筆致で描かれている。あと叔母のアルバさんは口数が少ないからこそ、表情で語るようなシーンがあり素敵だった。

ならずもの恋慕

ヤクザとの危険な恋、そして叶わない愛。切なさと狂愛の嵐で最高すぎた。作者・やまだはるか先生がTwitterに投稿されていた読み切りもすごく良かったのでぜひに。

日本三國

11月に「マンガワン」でスタートした松木いっか先生の新連載。前作『ブクロキックス』ではブラインドサッカーをテーマに、知られざる競技の裏側や、ブラインドサッカーに情熱をかける主人公たちの青春を鮮烈に描き大きな話題を集めた。そんな松木いっか先生が今回の新連載で挑むのは、日本崩壊から始まる新たな「国盗り物語」。新連載が楽しみすぎて、更新時間に待機してリアルサウンドブックさんで書評執筆したのでぜひ読んでくれ〜

恋とゲバルト(1巻)

『ギャラリーフェイク』細野不二彦先生の新連載。学生運動が盛んに行われていた60年代を舞台に右翼の切り札として暗躍する東儀、左翼の秘密兵器として戦う美智子...運命的な出会いをした2人が織りなす昭和ラブアクションドラマ。闘争、青春、激愛が詰まったものすごいアツさを感じる作品。個人的に今月の推し。

よふかしのうた(1〜9巻)

不登校で不眠症の少年が、深夜の散歩中に偶然出会った吸血鬼の少女と共に夜ふかしをするお話。で、自分も吸血鬼になりたい!と思うようになった少年は、吸血鬼になるために必要な「吸血鬼に恋をすること」をクリアするために少女に恋をしようとするお話。

作品とあらすじはずっと存じ上げていましたが、なんとなく購入タイミングを失いずっと追えていなかった作品。

ノイタミナでアニメ化が決定し、OPが「え!???Creepy Nutsのよふかしのうた!???」って感じでアニメ化影響で既刊一気読みしました。もっと早く読めば良かった〜〜〜〜!

タラレバ娘 シーズン2(6巻)

『東京タラレバ娘 シーズン2』最終巻。シーズン2では、アラサーに向けて、無闇に結婚!結婚!結婚!じゃなくて、あなたの夢は何?って本質を突いてくるところが本当に良かった。自分は何をしたいのか。自分は誰とどう生きていきたいのか。とても沁みました。いつか東村アキコ先生にインタビューしたい〜〜!する〜〜〜精進!!!!

NとS(5巻)

先生と生徒。離れてもなんだかんだ結局くっついてしまう引力ラブコメ。金田一蓮十郎先生が描く女の子はどうしてこんなに可愛いのだろう。神。

初恋の世界(10巻)

多分2021年初買いして大号泣した漫画が西炯子先生の『初恋の世界』。正しさよりも、人を好きになることの美しさや真髄が詰まっていて泣いた。どのキャラクターもみんな素敵だから、みんな幸せになってほしい!!!!!!

くノ一ツバキの胸の内(3〜6巻)

『からかい上手の高木さん』『それでも歩は寄せてくる』でお馴染みラブコメ界の神・山本崇一朗先生の最新作。男を知らない純情くの一たちのガールズコメディー。いや、私記憶失ってた?ってくらい3巻で集めるの止まっていたので一気に購入&読了。安定の「男」は登場しない展開だけど、ツバキたちが可愛いので良い。もう一回言うけど、良い!!!!!!!

恋するMOON DOG(1〜6巻)

いまだに満月の夜に紅茶を飲んでしまうのは山田南平先生の『紅茶王子』影響です!!!!はい、そんな山田南平先生の最新作がこちら。25歳のトリマー・律歌×男性化するドーベルマンが織りなすドキドキラブコメディ。アキラがイケメン過ぎて癒し。本当に最高。

ブラック・ジャック(1〜25巻)

正直これは今月購入した作品じゃないのですが、今月の祝日に全巻読み直して改めて最高すぎたし、全図書館に置いてほしい気持ちが過ぎるので紹介。ちなみに1番好きなのは4巻に収録されている「めぐり会い」というお話。ブラックジャック先生の研修医時代の後輩の女性が登場するんだけど、彼がピノコ以外で愛す(した?)唯一の女性だと思う。

私が15歳ではなくなっても。

娘に疎まれ、妻には責め立てられながらも家族のために働く中年サラリーマンと謎のパパ活女子高生の逃避行劇。令和の「罪と罰」というコピーに惹かれて購入したのだが陰鬱な閉塞感と各々のくすぶった願望が痛いほど描かれていて確かに!って気持ち。怪作。

2021年11月雑記

2021年は一緒にお仕事できて良かったと思う方々が本当にたくさんいるのですが、今月は特にそう思える方が多くて、毎日毎日感激やら猛省やら色々な感情が入り混じった汗と涙を流しながら働いた日々でした。来月、12月にわわっとリリース予定なので多くの方に読まれると良いなぁ〜。

そんな今月めちゃくちゃ聴いた曲がこちら。

のびしろしかないわ!!!!!!!

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