fear

ねえ もし幸せが限られているとしたら
私きっと もうすぐいっぱいになってしまうわ
貴方のことを 今日も明日も愛しているけど
本当は怖くて堪らないの

*

私たち 始まりは軽い割に長くなったし
終わりはとても重くなりそう
色んな思いも 言葉にしてきた
だから貴方がくれた愛も 鮮明に残ってるよ

ずるいね、どうして私だけが胸いっぱいなの？
泣きたくなるな
貴方には 気軽な愛なのかな、なんて考えてしまう

もし幸せが限られているとしたら
私きっと もうすぐいっぱいになってしまうわ
貴方と 肌を重ねる夜を超えた後
なぜだか夢を見てるような気がする

*

ごめんね いつも取り乱すのは私ばかりで
幻滅されてしまうわ
貴方を失いたくないと腫れた目が憎い

*

ずるいね、大きな手は 余裕そうに私を撫でる
泣きたくなるな
貴方には 気軽な愛なのかな
ねえ 失くしたくないよ

*

もし幸せが限られているとしたら
私きっと もうすぐいっぱいになるから
遠い未来ばかり 望んでしまうの
笑っちゃうほど多くの貴方との写真を見ながら

*

もし幸せの終わりの時が来たなら
私きっと 全ての色を無くしてしまう
貴方をどこまで 信じてもいいの？
本当は怖くて堪らないの