※この記事は、映画『美人が婚活してみたら』のネタバレ内容を含みますので、閲覧される際は御注意くださいませ。 ※始めはやや脱線気味の駄文の為、映画の感想だけをお読みになられたい場合は『*』以下をお読みください。 突然だが、私は最近、俳優の中村倫也さんにはまった。 去年放送されていた金曜ドラマ、『凪のお暇』を先日Huluで鑑賞した際に、メインの登場人物である『安良城ゴン』を演じる中村倫也さんに、萌えたのだ。声、目線、顔の筋肉の動き方、唇の開閉、全てに萌えた。 実写の連続
ねえ もし幸せが限られているとしたら 私きっと もうすぐいっぱいになってしまうわ 貴方のことを 今日も明日も愛しているけど 本当は怖くて堪らないの * 私たち 始まりは軽い割に長くなったし 終わりはとても重くなりそう 色んな思いも 言葉にしてきた だから貴方がくれた愛も 鮮明に残ってるよ ずるいね、どうして私だけが胸いっぱいなの? 泣きたくなるな 貴方には 気軽な愛なのかな、なんて考えてしまう もし幸せが限られているとしたら 私きっと もうすぐいっぱいになってしまうわ
ケラの鳴き声が暗闇を駆けた。この頃やけに早く伸びてくると父が愚痴を零していた雑草が私の足首をくすぐって、夏の夜を少しばかり弄ぶような気持ちになる。 ここは、私の故郷。『水』という字が付いているこの地は、地域的に有名な大きな川が流れているのだが、毎年夏休みになるとそこでの子どもの水難事故が後を立たず、川の方から吹いてくる湿っぽさを帯びた生温い風は、妙に不気味で昔から嫌いだ。 そこに、その風の繊維を丁寧に一つづつ心ときめく色に染め上げるように、私の大好きな声がこもっていた耳