「MEIALUAを通して、自分の視野や人生観をアップデートし続ける」MEIALUAメンバーインタビュー③金子 新太郎
株式会社MEIALUAは、デザイン・ブランディングからアーティスト活動まで幅広く活動しているアーティストカンパニーです。
本記事は、そんな株式会社MEIALUAのBusiness Producerを務める金子 新太郎について掘り下げていきます。
AIプロダクトを提供している東京のスタートアップ企業に勤務している金子(以下、しんたろう)がなぜMEIALUAに参画しているのか、そしてこれからどんな展望を描いているのか。
ぜひ最後までお付き合いください!
たくさん失敗経験はあるけど、いまだに一番後悔しているのが高校サッカー部での経験
ー雑な質問なんだけど、まず、しんたろうのこれまでの人生についてダイジェスト的に教えてほしい!
これまで、親が転勤族だったのもあって、東京・宇都宮・札幌の3都市で過ごしてきたんだけど、その分、幼少期から新しいコミュニティに入ることが得意で、人見知りをした記憶はほとんどない人生かもしれない(笑)。
大学までは、小学校6年生のときに始めてから高校3年生まで続けたサッカーが一番頑張ったことかな。
といっても、自分自身の未熟さが原因で、全然自分が思い描いたサッカー・部活ができなかったから、最大の後悔の思い出として記憶に残ってる。
もちろんめちゃくちゃ楽しかったけどね。
で、そこから地元の北海道大学に入学したんだけど、熱中できること・やりたいことが見つからないまま、無気力な状態で1年弱を過ごしてたね。
そんなときに、大学生主体のビジネスプログラムに参加する機会があって、それがきっかけで「仕事ってこんなに楽しいんだぞ!」と教えてくれるような大人達に出会ったんだよ。
この出来事に感化されて、色んな会社でインターンをしたり、「自分だけのロールモデルに出会えるメディア」としてのフリーペーパーを発行したり、片道切符で上京して起業を目指したり(笑)。
色々チャレンジしたけど、結局自分が一番大切にしたかったのは「人がより充実感を持って働ける環境を作ること」だと気付いて、今のHR×AIの会社に入社することを決めた。
ダイジェスト版だと、こんな感じかな。
ーありがとう。まずしんたろうの「人の懐にススっと入れる能力」はすごいよね。
多分、転勤族として転校して、全く関わりのない環境で友達を作らなければ行けない状況を繰り返していったことで、人間を観察する能力が勝手に鍛えられたんだと思う。
今でも「このコミュニティだったら〇〇がムードメーカーで、△△はあまり自分の意見を言えないタイプなんだな」みたいなことを俯瞰的に観察することが好きだから、それに応じて自分がどう振る舞うべきかの状況判断を無意識的にしているかも。
ーサッカーの思い出の中では後悔が多いってことだけど、詳しく教えてもらってもいい?
まず中学のときは、自分から志願してキャプテンになったんだよね。
当時は「どうやったら強いチームになれるのか?」ということばかり考えてて、練習メニューの本を買ってオリジナルのメニューを考えたりしていたんだけど、結果的に目標手前の段階で試合に負けてしまったし、思い描いた理想のキャプテン像とはまるで程遠かった。
思い返せば、めちゃくちゃ自分本位のマネジメントだったし、強さ・結果にばかり気を取られていたなあと思う。
で、もっとダメダメだったのが高校3年間のサッカー。
監督のマネジメントスタイルに適応できなかったり、後輩にスタメンを取られたことでやる気を喪失してしまったり。
高校受験のときは「高校サッカー選手権の全国大会に出るぞ!」のモチベーションで頑張っていたのに、結果としては、完全に不完全燃焼な状態で引退しました。
23年間生きてきてたくさん失敗経験はあるけど、いまだに一番後悔しているのが高校サッカー部での経験だなあ。
ずっと一貫しているのは「人がより充実感を持って働ける環境を作ること」
ーそんな後悔を抱えて、大学に入学したと思うけど、大学1年生のときはどんな生活だったの?
大学に入ったら高校時代の後悔を晴らすために、サッカーに縛られずに、いろんな挑戦をしたいなと思ってたのでサークルやバイト、授業など幅広く、熱中できることを探したんだけど、「これだ!!」というものが全く見つからず、、。
2ヶ月間ある貴重な大学1年生の夏休みは、バイトするか、ベットの上で恋愛ドキュメンタリーを見ているか、という具合で本当に無気力だった(笑)。
そんなときに、たまたま友人から「しんたろうに絶対合うと思うよ!」と紹介されたインターンのプログラムで人生が変わったんだよね。
ーどんな出会いがあったの?
今まで仕事って嫌々するもの、お金を稼ぐための手段として捉えていたんだけど、そのプログラムの代表は「ぼくは日本を復活させるためにこの事業をずっと続けていて、仕事もプライベートも本当に充実していて、最高に楽しいよ!」と無邪気に語ってくれて。
「この人、大人なのにめっちゃ青春して、楽しそう!」って思えた。
このときから、仕事やビジネスについてのイメージが一変して、学生だろうと関係なく、ビジネスマンとして早く働きたい!と思うようになりました。
そこから本当に色んな会社(合計6社くらい)で長期間インターンとして働かせてもらったね。
今も内定先とMEIALUAの2つで働いてるから本当に日々楽しく仕事してるよ(笑)。
ーある時期は、学生をしながら、仕事もしつつ、フリーペーパーを作っていたんだよね?
そうだね。
自分がかっこいい大人に出会ったことで人生が変わったように、同世代にも同じようにロールモデルとなりうる人と出会いを作って欲しいなと思って、人を題材にしたフリーペーパーを作ってました。
ーめっちゃクオリティ高いし、すごいよね。反響はあった?
ありがたいことに「これを読んで人生変わりました!」って言ってくれる人がいたり、発行してから1年、2年経っても「あのフリーペーパーを作った金子さんですか?」って声をかけてもらえたり(笑)。
ただ、めちゃくちゃ嬉しい反面、モヤモヤもあった。
ーどんなモヤモヤ?
このフリーペーパーの活動はあくまで慈善活動であって、継続を前提としていなかったんだよね。
「やりたい!」「絶対に価値がある!」という気持ちが先行してたから、どう継続させるかまで頭を回すことができなかった。
身の回りに会社経営している友人・同世代が多かったこともあって、このときはすごく自分の力不足を感じました。
この経験がきっかけで、上京して起業することを決めたんだけど、結局それもうまくいかなかったし、チャレンジしたことで「起業にこだわる必要はない」という自分の価値観を発見できたから、たった1年で北海道に戻ったよ(笑)。
でも、上京したおかげでなべとこげと出会えた。
友人の紹介で2人に出会って、出会ってから2回しか遊んでないのに、「居候してもいい?」って無理強いして、桜新町で本当に一緒に住んでたもんね。
自分の図々しさがやばいなって思うけど、今思えば、あのとき図々しく居候させてもらったおかげで今があるから、昔の自分に感謝してる(笑)。
ーあの頃は楽しかったよね。本当にいろんなことに挑戦してきたと思うけど、最終的にはHR×AIのスタートアップ企業に入社を決めたんだね。
そう。
色んなことに挑戦してきたけど、ずっと一貫しているのは「人がより充実感を持って働ける環境を作ること」だった。
今の会社はテクノロジーを使って採用や組織づくりを変革する取り組みをしているから、その思想に共感して入社したんだよね。
MEIALUAは自分にとって家族のような存在
ー本業がありながらも、MEIALUAでも活動してくれている状態だと思うけど、そもそもなぜMEIALUAで働くことになったんだっけ?
一番のきっかけはやっぱり、なべとこげと一緒に住んでいたし、代表のリョウセイともよく連絡を取り合っていたから、MEIALUAが自分にとって家族のような存在になっていたことかな。
今の会社(本業)に入社を決めるまで一時的にめちゃくちゃ暇になった期間があったんだけど、そのときにリョウセイが「MEIALUAで一緒にやっていこう」と誘ってくれたのが直接的なきっかけだね。
デザインやアートについての知識やスキルはなかったけど、営業やマーケティングの面で多少は貢献できるかもしれないなと思って、仲間に入れてもらうことになりました。
実際にやっていることとしては、代表のリョウセイのサポートだったり、マーケティングやSNSの運用、広報活動など、何でも屋的に幅広く関わらせてもらってる。
MEIALUAがもっと世の中に広まるように頑張りたいね!
ーしんたろうがMEIALUAを通してやっていきたいことは?
内向きにやりたいことと外向きにやりたいことがそれぞれあって。
内向きなやりたいことは、「MEIALUAを通して、アートやデザイン、カルチャーに直接触れ続けることで自分の視野や人生観をアップデートし続けること」。
外向きにやりたいことは、「この奇跡的な縁で一緒に働いている4人で作っていく事業やクリエイティブによって、「MEIALUAってなんかいいよね。かっこいいよね」と思ってもらえるような世界線を作ること」かな。
ーありがとう。最後にこのインタビュー記事を読んでくれている読者の皆さんにメッセージをお願いします。
世間一般の固定観念とかは置いておいて、自分自身の美学に従って人生選択をしてほしいなと思います。
自分自身、大学を2年間休学しているし、周りから見たらよくわからない行動をたくさんしていると思うんですけど、その時々の自分の美学からは外れないような人生選択をしてきました。
そのおかげで今は後悔なく人生を送れているし、本当に歳をとるごとに楽しさが増しているので、そういう生き方もおすすめです(笑)。
(取材=島村 海翔、文=入江 凌生)
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最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。
金子のこれまでたくさんのチャレンジとその背景にある一貫した想い、そしてMEIALUAに対する愛は伝わりましたでしょうか?
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