二度と会わない人たちの近況

勤務を終えて携帯電話を見ると、知らない番号からの着信が残っていた。連絡先に登録がないので、おそらく間違い電話。わざわざ折り返すのも面倒くさい。

そういえば、LINEで電話番号検索ができるかも、と思って、久々にLINEの設定などをいじってみた。ただ、LINEのアカウントを特定したからといって、何になるのか、と気付く。昔の知り合いから宗教やマルチの勧誘をされるのも嫌だし、本当に用事のある人の連絡もそれはそれで困る。結局、番号検索はしなかった。

久々にLINEのアカウント設定のページなどを見ていると、非表示リストと、ブロックリストのページがあった。何の気なしに見てみたら、ブロックした人々（主に昔の同僚たち）のアイコンが変わっていた。セルフィーの人、ペットの人、旅先の風景などなど。みんな元気に生きているのだと思った。お互い様だが、「あいつら図太いな」と思ってしまった。

ブロックしている人たちのアイコンが見られるということは、向こうもわたしのアカウントのアイコンは見られるわけだ。

心はどこへ消えた?

人間関係をリセットしがちなのだけれど、そのときどきで、必然的につながらなければならない人たちと、付き合うしかないのだと思っている。あってもなくてもいい人間関係は何もしなければ、きれいさっぱり消えてしまう。関係性を維持するにはそれ相応の努力が必要だ。その努力をできた人だけが、つながりの中で生きられるのだろう。