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儚きBlu-ray Disc

先日、ドラマの『エルピス 希望、あるいは災い』を動画配信で一気に見た。連続ドラマとして放送されていたときも、ちらちら見てはいたのだが、なんとなく世界に入り込めず、最後までは見なかった。先日、あなたにおすすめと出たので、見始めたら面白くて最後まで見てしまった。ストレスで物が食べられず、ゼリー飲料で食事を済ませている長澤まさみを見て、ストレスフルに働いていた頃のことを思い出した。食欲がなくてもゼリー飲料は最低限のエネルギーになる。咀嚼しなくてもいいし、唾液の分泌がなくても何とかなる優れものである。

そういえば、Blu-rayに焼くだけ焼いて、まだ見ていない連続ドラマがいくつかあることを思い出す。映画を録画して焼いたDVDもあるではないか。

見始めようとして驚く。そもそも、すでに再生ができなかった。再生できたDiscも最終回で画面が止まる悲劇。ネットで結末を検索しちゃったよ。

Blu-rayだと焼いてから10年も経過していないのに再生できないものも、ちらほら。DVDは10年以上前だから、相当ダメになっていた。

Blu-rayとDVDは、記録媒体として弱すぎる。VHSより耐久性がないかもしれない。動画配信のサブスクが花盛りになるのも必然だったのだろう。(SONYの録画用Blu-ray Discを買っていたので、メーカーの問題ではないと思うのよね。まあ、Blu-rayを開発したのはSONYなので、そもそも論になると、SONYの問題になるのだが…)

やはり、記録媒体としては、紙が圧倒的に強い。50年ぐらい前の本だって、ほとんど問題なく読める。しかし、永遠に失われない物質など、この世にないのだから、断捨離するしかないな、と改めて思った。

ここまで書いて外付けのHDDなら、もっと持つのだろうか、という疑問が頭をもたげたが、すぐに見たくないドラマは録画しないほうがいいのだと思う。

とにもかくにも、諸行無常。


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佐藤芽衣
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