シングルタスクへの道 その6
シングルタスクとは、一点集中することで作業効率をあげ、脳の負荷を減らすことだとわたしは考えている。
「ながら作業」をやめることによるポジティブな効果はいろいろあった。
まず、noteを書くスピードが上がった。
記事そのものを書くスピードはもちろんのこと、記事を書く前にうだうだしなくなった。逡巡が減り、取り掛かるのが早くなった。
次に、日々を流さなくなった。
muute(ミュート)というアプリで、日々を振り返ったり、食事記録をつけたり、散歩の途中で撮影した風景の写真を整理したり、と自分の生活を反芻できるようになった。
帰宅後に、本を読んだり、作業をしたりもできるようになっていた。
そして、セルフケアの量が増えた。
これは皿洗いや掃除機かけといった家事、自炊する、弁当を作る、風呂にゆっくり入る、スキンケアなども含む。
もう、なんというか、若干ではあるが、〝ていねいな暮らし“とやらができているではないか。
もう、じりじりと自己肯定感が上がっており、人生って悪くないじゃないモードだったのであるが、その矢先、案の定、リバウンドである。
先週、ちょいとした職場でのトラブルがあり、残業をしてしまった。
すると、もうすべてが総崩れである。
その当日は、もう、家に帰ったら、シャワーを浴びて、食事して寝るぐらいしか余力がない。
翌日は、嫌気がさしていたのか、化粧を落とさず、歯を磨かず、コンタクトを外さず、電気とエアコンをつけたまま寝て、朝からガンガン頭痛がして、体がバキバキに強張っていたりと、もう最悪であった。
(それでも、朝、身ぎれいにして、職場に行く自分はえらい!)
食事はコンビニ弁当に逆戻り、出費も増えた。
今日(土曜日の朝)は、ある勉強会に行く予定だったのだけれど、行かないことにした。
肩が痛くて、だるいのである。
行けば勉強できるのはわかっているが、身支度をするのがどうにも面倒くさいし、体が痛いから、集中できないから、行くのをやめなさい、と自分を説得してしまった。
もちろん、コロナやら梅雨(湿度の高さ)やら加齢やら、いろいろ原因はあると思う。
ただ、日々の生活は、ひとつのトラブルで、すぐに駄目になる、脆弱な暮らしでもある。
嗚呼、自堕落。
嗚呼、なんと駄目な人間なのだろうか。
後悔でいっぱいだが、何もしたくない。
とりあえず、今日は何もせず、回復日としたい。