自分が報われていないように感じたら

昔の職場で「（あなたの仕事量はちょっと少ないようだから）これやって」と言われて、とてもカチンときた。（　）の部分はその場の文脈であって、実際に言われたわけではない。

細かなしょうもない仕事をこっちはたくさんやっていて、わたしがいるから円滑に仕事が回っているんですけど！　と心の中では激おこぷんぷん丸であった。（雑用を安請け合いすると損するだけなのかしら）

でも、まあ、そういう小さなストレスというのは、誰にも言えず、飲み込むしかない。気が付かない人の雑な仕事のカバーって、いちいち指摘などを始めたら、嫌味な小姑のようになってしまうので、これも黙ってやるしかない。

振り返ると、自分が損をしているように感じるときは（実際に損をしているというのもあるが）、ちょっと疲れているのだと思う。体と心が弱っている。だから、休んだほうがいい。メンタルが弱っているから、他人からの評価に敏感になってしまうのだ。

どうでもいいことで怒って、人間関係を破綻させては取り返しがつかなくなる。どうでもいいことに怒りを覚えたら、それはきっと風邪のはじまりである。

真面目に生きると損をする (角川新書)

自分の感情を眺めるようにする。イライラしているのなら、疲れている証拠なので、意識的に自分を甘やかす。むやみやたらに暴飲暴食などはしていけない。戦略的に自分を癒す方策を考える。無為な思考に飲み込まれないように、フィクションの世界に逃げ込むのも手だと思う。

ネガティブな感情は、何らかの心身の不調を伝えている可能性がある。それをキャッチして対処できるようにすればいい。ここ数年、それができるようになってきた気がしている。（感情に振り回される体力がなくなってきたということもある）