映画『どん底作家の人生に幸あれ!』(2019)の感想
アーマンド・イアヌッチ監督の『どん底作家の人生に幸あれ!』を映画館で観てきた。
原作はチャールズ・ディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』である。
ディケンズの作品は、エンターテイメントの最高峰にあると言われていることも知っているのだが、『二都物語』も、『オリヴァー・トゥイスト』も、『大いなる遺産』も、最後まで読めなかった。
唯一、通読できているのは、『クリスマス・キャロル』で、あの作品は何と言っても短い。さすがの私でも読めた。
この映画は、作家志望のデイヴィッドが作家になるまでの紆余曲折がコメディタッチで描かれており、非常に見やすかった。
さあ、あらすじはわかったのだから、小説を読もう! といったところである。
傑作ではないが、映像はきれいだし、テンポもよい。ウェルメイドなつくりで、やはり、海外に配給されるような映画は平均点が高いのだとつくづく思わされた。
チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!