まゆげが太くなる理由 テクノロジーとの関係
ここ最近、まゆげを太くかくようになった。
(毎朝、メイクをしながら、メイクとはお絵描きなので、器用な人ほど、上手にできるのだろうな、と思ったりもする)
まゆげを太くするのは、オンラインミーティングの機会が増えたからである。つまり、Zoom映りを良くするためにやっている。なので、チークもはたくし、鮮やかなリップクリームを選ぶようになった。
(太いまゆげがあると顔がはっきりする。グラデーションのアイメイクとかは、画面上にはあまり反映されないような気がしている)
テクノロジーに合わせて、人間の行動が変容するのは今に始まったことではないが、昨今、枚挙にいとまがない。
パソコンでの作業がしやすくなるように、机と椅子を買い替える。
ルンバに掃除してもらうために、家具を買い替える。
食洗器で洗えるように、食洗器対応の皿を買う。何なら洗えない皿は捨ててしまう。
TikTokで使われるように作詞作曲をする。
人間がテクノロジーに合わせて行動を変えるのは、滑稽ですらある。スマホを長時間見続けるために、重たいバッテリーを持ち運び、充電できるカフェを選ぶといったことを無意識にやっている人は少なくないだろう。スマホのために生きているなんて、ディストピア的なSF世界のような気もするが、みんな気にせずやっているのだろう。
自分のことで考えると、眠る直前までスマホを見て、ブルーライトで睡眠の質が落ち、朝起きられないとか、アラームのスヌーズ機能で身支度するのを先送りするとか、あまり有益な使い方はできていない。
体調が悪いときは、ベッドに横たわり、Yahooニュース、livedoorニュース、LINEニュース、Googleニュースを延々と見て、鬱っぽくなるとか、そういったこともある。(旧Twitterをやめたのに、結局、同じことをやっている)
最近、使い始めたfitbitで、自分の睡眠型がイルカであることを知ったが、知ったところで、どうすればいいのか、よくわからない。
就寝時間と起床時間が一定ではないことを指摘されているのだが、そこのルーティンがきちんとできる人間だったら、こんな風には生きていないぜ、とも思う。もちろん、長時間の昼寝をして、生活のリズムが崩れるのも昔からだぜ。
まあ、多少、運動しなきゃとは思うようになったが、思う回数が増えただけで行動が伴っていないので、それもまた新たなストレスとなっている。
テクノロジーとの折り合いが悪いというより、自分自身の身体と脳の関係がうまくいっていない感じがする。まあ、要するに、疲れていて動きたくない、動けない。そして、その疲労回復をスマホが阻害しているような気がする。
とはいえ、明日も、わたしはイヤイヤ起きて、太いまゆげをかくのだろう。まずは、朝、すっきり起きられるようになりたい。