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大雪で在宅勤務、Wi-Fiがつながらないピンチに見舞われる

関東地方は、昨日から大雪である。社長の粋な計らいにより、在宅勤務となり、朝、ゆっくり起きた。まだ勤務時間じゃないけれど、仕事を始めよう、とパソコンを起動するも、ネットにつながらない。ルーターを何度も再起動するも、オフラインのまま。オンライン状態にならない在宅勤務なんて、ほぼサボりである。

そのうえ、今日はオンラインで、取引先との打ち合わせが10時からある。まずい。わたしは焦っていた。通信会社のコールセンターもまだ始まっていない。

しかたない。リモートワークのできるワークスペースを検索して、慌てて着替えて家を出る。道行く人たちが転ぶのが嫌なのか、全然よけてくれない。もちろん、わたしもこけたくないので、まったく道を譲らない。そこら中、ぶつかり男、ぶつかり女だらけである。体感治安が悪すぎる。雪は誰もをエゴイストにする。

雑居ビルの中にあるワークスペースに到着。どうやら、無人で受付もないようだ。問題が起きても誰も助けてくれない。冷え切った体で、予約したボックスに到着。なんと先客がいるではないか。しかも、わたしの予約時間になっても出てこない。トイレじゃないんだけれど、しかたなくノックする。「すんませーん」と言いながら、出てきたその人のパソコン画面には、世界的に超有名企業のイントラらしき画面が映っていた。身近なところにすごい人がいるものだと驚く。

そして、ボックスに入り、パソコンをセッティングして、Wi-Fiに接続できて安堵する。

数分経過すると、底冷えする寒さに気が付く。寒い、寒すぎる。おそらく普段の室温設定のままだったのだろう。ボックスの中で、ガタガタ震えながら、打ち合わせをしたのだが、頭に内容があまり入ってこなかった。

午前中だけでワークスペースを後にする。通信会社のコールセンターに電話すると、大雪による通信障害の影響である可能性は高い、とのこと。ルーターのリセット、SIMカードの抜き差しなどで直ることも多いと言われ、やってみると、無事にネットが開通した。うれしかった。(朝も、冷静にやればよかった)

その後は、普段通り、だらだら仕事をして、だらだら残業までして、今に至る。

今、冷や汗がダラダラ、ピンチを感じるのって、スマホやパソコンが壊れたり、ネットにつながらない、といったときなのだな。今日は嫌な汗をかいた。さっさと寝よう。

大雪が降ると、日頃の寒さとか寒風ぐらいは我慢しようと思えるから不思議なものだ。人間って、すぐに比べちゃうのだな。

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佐藤芽衣
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