映画『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019)の感想
キム・ドヨン監督の映画『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019)を映画館で観てきた。
鑑賞前の知識は、日本の配給会社の宣伝が物議を醸している、というぐらいであった。あと書店には数年前から、この小説が話題の作品として置かれていることには気が付いていた。
近年、韓国女性作家によるフェミニズム小説の勢いがすさまじい。それは社会における変化の兆しなのだろう。そして、フェミニズムは、間違いなく女性の権利向上を目指すものであり、わりを食うのは、(価値観の変更を余儀なくされたり、所得が