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くそったれ人生にさよならぽんぽん
6月頃に転職活動をしている中で希死念慮に襲われたことや軽い適応障害になったことは前にも書いたことがあると思う。
本日8月12日、自分でもやっと鬱抜けしたなと思えるようになったので、わたしが元気になるまでにアドバイスされてやったこと、やらなかったこと、やらない方がよかったことをメモしておく。
やったこと
・海を見る、野菜を見る
後輩に「新鮮な野菜を見ると元気が出るので、道の駅に行くことをおすすめします」と言われて、有休をとって千葉の道の駅に行った。幼少期毎年夏になると家族で出かけていた海の近くに道の駅があり、わたしが知っている道の駅はそこしかなかったからだ。
新鮮な野菜はつやつやしていて、どっしりしていて気持ちがいい。トマトと夏みかんを手に入れた。一面の田んぼも見れたし、フェリーにも乗れて楽しかった。若干ハードスケジュールだったが。
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・親友と喫茶店
元気がなくなってからは、人に会うのが億劫だった。「誰にも会いたくない」という感情ではなく、単純にわずかな対人時間でも疲れやすくなっていたのだ。そんな中でも、心の許せる友達(目の前で疲れた顔をしてしまったとしても大丈夫そうな人。)に近所の喫茶店で話を聞いてもらった。
一人暮らしをすれば嫌でも色々やらなければいけないことがあり、心が良い意味で暇じゃないからそれなりに元気になれると思う、とアドバイスをもらった。確かに。暇だと病む。
・姉の家に泊まる
元気がないのだ、と姉にLINEしたら「明日うちに泊まりにおいでよ!」と言ってくれた。平日なのに。一緒に晩ごはんを食べながら、DAZNでサッカー観戦をした。ボロ負けだった。
姉は恋人と同棲していて、寝場所を決める時恋人をリビングのソファに追いやってしまった。ごめんなさい。
家族は友達と違って、厳しい見解を素直に話してくれる。それがありがたい時もある。
・プール
半分くらい元気になってから母と市営プールに行った(運動目的)。泳げないんですけどね。30分だけでも全身に疲労が広がるのが心地良い。
・ライブ
これは進んで行ったと言うより以前よりチケットを取っていたから行った。元気のない状態で大きい音や大勢の人間に囲まれて大丈夫だろうかとは思ったが、意外とゆるゆると楽しめるライブだった。適当に踊った。
ただ会場がZepp Shinjukuで、病んでいる時に歌舞伎町を歩くことはそれなりにストレスだった。
・くそったれ人生にさよならぽんぽん
ランジャタイの漫才。後輩が元気が出る動画だと言って送ってくれた。おすすめ。
・バナナ
「陽に当たると元気が出るが、それも面倒な時は納豆とバナナをキメると似た効果が得られるらしい」と同期からのアドバイス。当時食欲がなく午後には体力が100→10%になっていたのでセブンでバナナを一本買って補給した。めちゃくちゃキマる。加速する。効果は体感4時間程度だと思う。これはすごい。
やらなかったこと
・検索
怖くて症状について検索できなかった。暗いワードは見ているだけでげんなりしてしまう。
・病院
ありがたいことに多くの人にアドバイスをいただいて、その中でも特に多かったのが「病院に行って、薬をもらえ」だった。わたしは自分の症状に病名がつくと余計不安になる気がして結局行かなかった。すぐに病院に行ける人は勇気があると思う。
病院の選び方(気に入らなかったら、いくつか病院をまわってもいいんだよなど)も教えてもらったので、次回があれば(なくていい…)試したい。
・書き出す
唯一、これはやっておけば良かったかもなあと思っていること。人に会って話すのもそうだが、要は自分の中にある心を外に出すことで自身がだいぶ軽くなる。それを記録として残しておけば日記がわりにもなるし、あとあと見返すと興味深いかもしれない。
日記といえば、半年続いていた(おそらく過去最長)日記が病んだことで途絶えた。残念。また言葉にしていきたい。
・本、カメラ
好きなことではあるが、どうにもやる気が出ずやらなかった。そのぶん、元気になって触れたいと思うようになった時は嬉しかった。ここに関しては無理に触らなくて良かったなと思う。
やらない方がいいこと
・冷房
食欲がなくあまり食べていかなったせいで寒がりになった。さらに会社の冷房が効きすぎていてしんどかった。夏バテまっしぐらなので、冷房は消して扇風機にするか、短時間冷房をつけるといい。
毎日「全然暑くない」生活をしていると、自律神経がいつまで経っても回復しない。
・AKIRA
世界的ヒットとなった日本のSF漫画。話の内容が悪夢すぎるので心が弱い時に見るとあっという間に取り込まれてしまう。AKIRAを読んで間違いなく精神状態が悪化したため元気になったら読んでほしい。傑作。
一番良かったのは、「もしかして心が弱っているかも…」と思った時にインスタのストーリーで(恥ずかしげもなく)アドバイスを乞うたことだと思う。鬱、またはそれに近い状態を経験している人間が想像以上に多く、普段会話しないけれどフォローしてくれている人、もDMを送ってくれたりした。何しろ初めての感情だったので大いに助けられた。
こんなに苦しい数ヶ月はもう送りたくないが、誰でもいつでも起こりうることだと思う。周りに同じように弱った人がいた時、わたしを助けてくれた人たちのように、自分が伝えられることを届けたい。