留学が辛い=自分が弱いわけじゃない。
Point:留学が辛いのは当たり前
今回は、私の心の叫びをそのまま書いていこうと思います。とにかく留学が辛いのは自分が弱いから、中身がダメだからではない、それだけを強く伝えたいです。
留学生活は手に入れる物よりも失う物の方が多い
留学生活では正直、新しく手に入れる物よりも今まで持っていた大事な物を失うように感じることの方が多いかもしれません。私の場合はそうでした。
というのも、留学生活で手に入れる物の例は
新しい友達
多様な価値観
言語を学び実践する機会
時間と自由(とにかく時間はたっぷりあり、これが病みやすさの原因でもある)
生活力(留学では自炊や掃除等自分ですることが必須になるので、自然と身に付く)
逆に失う物の例は
今まで仲良くしていた友達との距離の近さ(もちろんLINEやSNS等でつながることはできますが、急に話を聞いてほしいときに連絡して良いのか迷うことが多い)
当たり前に入ってくる情報(情報を手に入れるためには友達を作る、もしくは自分でSNSやニュースなどを確認する必要がある)
安心感
安くて美味しいご飯
安全な場所
留学生活を初めてから、常に自分の中の警戒心のスイッチがONになっているような感覚です。シェアハウスもしているので、家の中でもスイッチONなのがけっこうしんどいです。
留学が辛いと感じる理由が自分の中にあるとは限らない
留学が辛い理由は自分が弱いからではない!ということを強く伝えたいです。留学が辛い原因として、
過去に留学生活より楽しい時期があった
過度なストレスがかかっている
周りに優秀な人が集まっていて、比べてしんどくなる
こういったものが上げられます。ちなみに私はこの全てに当てはまります。
正直日本での大学生活がとても楽しく、その楽しさを超えるのが難しいのが現実でした。(留学生活の楽しさはまた違う方向だと思っています)
シェアハウスによる小さなストレスが毎日積み重なり、誰にも会いたくないときでさえ家の中、外どちらでも誰かしらに遭遇する可能性があることは私にとって大きなストレスでした。
また、留学に来る学生には優秀な人が多いと感じます。そのため今までよりも全てのことに対する平均値が上がり、自分がその平均値に到達できない感覚を何度も味わいました。
これらの原因は自分の中身・性格を変えれば解決する問題ではないので、「私はパーティーが好きじゃないから、小さいことに気付きやすい性格だから留学生活には合わないんだ…」と落ち込むのではなく、環境・物事の捉え方・場所・ストレス発散方法を見つけるなど自分の外側の部分を変えていこうとする意識が大切だと感じました。
留学生活は十人十色
留学生活に一般的な正解はないと思います。
もちろん留学が120%楽しかった、世界中に友達100人作りました!というのは分かりやすくて正解っぽく見えますが、
物事を楽しむことが最強ではあるけど、留学生活を100%楽しむことが正解とも限らない(楽しい感情だけなら意外と負荷がかかっていない?)
友達の数は多ければ良いって問題でもない(無理してたくさんの人と関わる必要はない)
こういう見方もできるので、例え留学が苦しくても友達の数が少なくても、そこから何かを学んだり大事な友達ができたなら、つまり何かを得ることができたならそれで良いと思うんです。
私の周りにも様々な方法で留学を楽しんでいる人がいます。
パーティーに行く人
言語学習パートナーをたくさん作って語学を学習する人
留学生の友達と旅行に行く人
ヨーロッパに来てからパスタの作り方を極めている人
留学生の友達とサッカーをしている人
旅行計画ガチ勢で旅行の計画・下調べを楽しみ、そこから旅行に行ってさらに楽しんでいる人
いつもどこかに一人旅している人
現地のドイツ人グループの中で友達を作っている人
自分の好きな街を見つけて幸せになる人
たまに会うといつもにこにこしていてなんだか楽しそうな人
フルマラソンに参加している人
ヨーロッパに留学したけどアフリカにも旅行しちゃう人
ヨーロッパでめっちゃダンスしている人
ハイキングによく行っている人
ヨーロッパの美術館巡りをしている人
いつも腕立て伏せしている人
これは私の周りの友達の例ですが、留学の楽しみ方は本当に何通りもありますね。こうして書いてみると、意外と授業をこなすだけではなく生活をどう楽しむかが留学生活をエンジョイする鍵なのかもしれません。
そしてこういう生きることを楽しむ力ってきっと日本でも役立つと信じているので、その訓練だと思って今は楽しむための工夫を考える日々です😂
留学は急に全部変化するので辛いのが当たり前
留学生活って、本当に全てが変わるんです。
日本では分かることが前提で生きていたのに、急に街中の言葉が分からなくなる、授業も全部英語やドイツ語、知らない人だらけになる、食べ物や服、普段使っていた物も全て変化する。そう考えるとストレスがかかるのって当たり前すぎる…!!
つまり、生きてるだけで偉い。それで良いのかも。
辛いのは当然として、それでも何か楽しみを見つけようとしていたり、一歩踏み出したい、変わりたい、そうやってもがき続けることが今の私にできることだと思っています。(この考えを手に入れられただけでも留学した価値はあった)
分からないことが多い世界で生きるには、分からなくても何かしてみる、もがき続ける、そういう良い意味での諦めの悪さが大事なのかもしれませんね。