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戯言#6 獄が来る

 クソ暑い中失礼します。堕落です。最近昔から読みたかった『プリズナートレーニング』という本を買いました。元囚人が書いた体を鍛える方法みたいな本です。ジムでみにつく筋肉は見てくれだけだ!この本通りに鍛えればオマエは鉄の手錠を破壊し、レンガの壁をぶち壊し、金網のフェンスを引きちぎれるぜ!てなことが書いてあります。シルヴェスター・スタローン以外の人には役立ちそうにないですね。

 春夏秋冬がハッキリしている国、ニッポン。四季折々の風景は世界的にも有名ですよね。ですが!!!

日本って、暑くね????暑いよね????
外から帰ってきて部屋の暑さがアホすぎて笑っちゃうの、俺だけじゃないよね????
風呂はいって髪乾かしてるときすぐ汗かいちゃって、誰も悪くないのにブチぎれて悲しくなっちゃうの、俺だけじゃないよね????
エアコン効いた部屋と暑い廊下の、寒暖差のちょうど真ん中を探そうとするの、俺だけじゃないよね????

 日本の夏は暑すぎですよね。マジで。今回は暑さに罵詈雑言を吐くだけの回となっています。めちゃくちゃどうでもいいですけど私の生まれ育った村が元ネタになっている『罵詈雑言』という映画があります。ほらあの未解決事件の。便槽内に人が入ってたやつ。都市伝説とか闇があるとかどうのこうの言われていますが、私はその村出身ですからね。まあね。うん。そういうことよ。

 じりじりと照り付ける日差し、茹だるような空気、うるさいセミ。すべてがストレスですよね。特に、じめじめとしたクソウザイ暑さが人々の不快感を高めています。日本には夏の前に梅雨があります。日本は温暖湿潤気候というグループに属し、湿度が高いとされています。湿度が高いと汗が気化しにくく、体の熱が逃げにくいため、アホみたいに暑く感じるのです。

 汗は揮発しない、雨続きの低気圧、これで体調崩さない方がおかしいやろがい、と半ギレになりながら家畜の世話をしております。
 大阪で一人暮らしをしていた時、アパートに帰ったら室内の電子レンジがバカみたいに暑くなっててウケたことがあります。毎日毎日クソ暑いし夜は寝苦しいしで本当に最悪でした。 
 
 綺麗なビーチやスイカ、バーベキューや流しそうめん、音楽イベントやキャンプなど楽しい野外イベントが夏にはたくさんあり、イメージとしてありますよね。
 そんなにかわいいか?日本の夏って。コンクリートの電子レンジと化した都市部の暑さが、そんなに可愛いもんなのかって。誰も悪くないのに暑さでイライラしてんだよこちとら。あの口内炎噛んじゃって誰も悪くないから怒りをぶつけられないときの、あの不快感にそっくりですよね。

 本場のカレー屋さんの中辛食べたらアホみたいに辛くて、その夜枕を濡らしたこと、ありますよね。「夏」とかいう可愛い名前に惑わされて、人々は安易な準備で暑さに挑み、イライラするのです。
 じゃあさ、名前、変えちゃわない?
 ココイチのカレーの辛さが「六辛」とかじゃなくて「衰弱したジジイ昇天辛」とかだったら、身構えるよね。そういうノリでさ、変えちゃおうよ。

 私が提案する夏に替わる季節名、「獄」です。地獄の。地獄の「獄」です。 

 地獄ってすごい暑そうじゃないですか。鬼もクールビズで半裸になるレベル。ペヤングにも獄激辛ってありますよね。常人なら食わない。食い物に地獄をつけるなよ。ちなみに激辛グルメ愛好家たちが辛すぎてブチぎれたらしいです。そらそうよ。獄だもん。

 これによって、「そろそろ夏か、じゃあ扇風機出すか」じゃなくて「もうすぐ獄だぞ!皆の者供えろ!胡瓜とパピコを常備しろ!会社は全部リモートだ!都心から離れろ!田舎に逃げろ!」になります。

 田舎は賑わい、都会は人が減り、みんなハッピー。そういう未来があります。信じるかどうかはあなた次第。では私はオタマジャクシを捕獲しに行くので記事はここまで。さようなら。

 オタマジャクシ、足生えてました。わーい。

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