堕落した愛しい生活

創作小説書きます。ダイエットをするために太っています。 Twitterもお願いします。私をもっと好きになれると思います。

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ある男の話

「この店はコーヒーが美味しいらしいんだ」  丁寧に手入れされた顎髭を撫でながら、男は言った。  2×××年、技術の進歩によって世界は発展し、身の回りのものはほとんどAI化、簡略化されていた。先の有名人の言葉を借りれば、これは生物の進化の新たな形だ。 「人の手によって作られる珈琲店なんて今どき珍しいのに、客がいないですね」  広いとはお世辞にも言えない店内には、髭面の男と若者の2組以外には、1人の老人がいるだけだった。 「そりゃそうさ。ここは喫煙可能だからな」  そういって

    • 戯言#8 お得用戯言バラエティパック

       お前らに本物の戯言ってモンを教えてやるよ ・トイレットペーパーのシングルっていつ誰が使うんだ ・電車で高齢者やハンディキャップのある人々に席を譲るターンが来ると面倒なので、ガラガラでもない限り座らない ・道を歩いている時向こうから人が来て、右に避けるか左に避けるかの反復横跳びになるのが嫌なので、人が来ているのを見つけた瞬間反対にわたる、もしくはどちらかに肩がこすれるくらい寄る。 ・駅のホームでめちゃくちゃ吐いてる人がいたので、完全に親切心によって水を買い、渡してあげよ

      • プロローグ

         ふと、訪ねてみたくなる時はないだろうか。  日々に起こる様々な出来事、訪れる場所、出会う人々に。  或いは、非日常的で、存在しないものに。  彼らはきっと、快く答えてくれるだろう。それがさも当然であるかのように。きっと、あなたが欲するように。  私は、本当に、ここに存在していますか。  もしあなたがその答えを得たならば、もうすでにお分かりだろう。    もう二度と戻れはしないのだから。

        • 謹賀新年 山奥より愛をこめて

          初めに この度能登半島におけます地震被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復興を願っております。  あけおめことよろ~www平成十二年生まれの男の子見てるぅ~?wwww てめえら全員厄年だからな。覚悟しろ。  というわけで年が明けました。皆さんはどう過ごしておりましたでしょうか。私はコロナになって味覚が終わりました。マクドナルドとタバコがまずくて悲しい。目の前にあるのにおいしくない。財宝を目の前にして氷を割れなかったドン・チンジャオもこんな気持ちだった

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        • 月刊ザ・リアル 特集古の儀式(仮) 原案
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        • 悪ふざけ
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        • クソデカひとりごと
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          【個人的なお知らせ】 最近しんどくて本読めない書けないでしたがそこそこ回復しましたので描き始めます。よろしくお願いします。

          【個人的なお知らせ】 最近しんどくて本読めない書けないでしたがそこそこ回復しましたので描き始めます。よろしくお願いします。

          戯言#7 齢23、足踏み、額に脂汗

           お久しぶりです。堕落です。最近は農業が忙しくて本も読めない書けないで、今現在実家から逃走中です。もう金がねえ。助けてくれ。  今年で23になりました。ありがたい事に何不自由なく、大病を患う事なく、健やかな23になりました。身体だけはね。  ちょっと実家のゴタゴタがありまして今年は実家におりまして、形としては無職となります。もちろんクソ言い訳です。働く人、許してくれよ。  大学生だった頃はなんにも考えてなかったのに、今になって年相応の生き方をしてこなかった事が悔やまれます

          戯言#7 齢23、足踏み、額に脂汗

          軽率なロマンスと若干のサブカル感って嫌いになれなくね?

           こんにちは。堕落です。  「イン・マイ・ブレイン」、読んでいただけましたでしょうか。もちろん納得はしてませんが、とりあえず書きたいなと思うことをそれっぽい感じではかけたかな、とは思います。だいぶテーマブレてるけど。  さて今回は、反省と今後について書いていく予定だったんですけど書きたいことを適当に書いただけになってしないました。居酒屋の俺ってだいたいこんな感じだな。  まず私が書こうとした雰囲気。あくまで現実がベースで、そこに不思議さを混ぜたような曖昧さ、そして若干の邦画

          軽率なロマンスと若干のサブカル感って嫌いになれなくね?

          イン・マイ・ブレイン

          「知ってる?死んだ人の脳を食べると幸せになるんだよ」  海のような静かな眼には、確かな儚さが潜んでいた。  夢をあきらめないで。皆さんには無数の選択肢があり、輝かしい未来があります。だからどうか、夢をあきらめないで――そういっていたのは誰だっただろうか。小学校の校長だっただろうか。それとも卒業式の来賓だっただろうか。中高生特有の幼い反抗心が、大人を見下していた。しかし、その誰かが放ったその陳腐で簡素な言葉は、悔しいことに私の心に沈殿していたのだった。  私には夢がなかった

          イン・マイ・ブレイン

          奇々怪々

          錯覚 この現象が起こり始めたのは十年以上も前になります。まだ私が学生だった頃の話ですから。   そのころ物忘れがひどくて。よくあるじゃないですか。用事があって二階に行ったらなにをしに来たのか忘れてしまうとか、忘れ物を取りに帰ってその忘れ物がなんだったかわからなくなるとか。そういうことがあったんですよ。   もちろんよくあることですから気にしていなかったんですよね。でもあれが予兆というか、そういうのだったんじゃないかなって。  そのとき大学生で、チェーン店の中華料理屋のバイト

          戯言#6 獄が来る

           クソ暑い中失礼します。堕落です。最近昔から読みたかった『プリズナートレーニング』という本を買いました。元囚人が書いた体を鍛える方法みたいな本です。ジムでみにつく筋肉は見てくれだけだ!この本通りに鍛えればオマエは鉄の手錠を破壊し、レンガの壁をぶち壊し、金網のフェンスを引きちぎれるぜ!てなことが書いてあります。シルヴェスター・スタローン以外の人には役立ちそうにないですね。  春夏秋冬がハッキリしている国、ニッポン。四季折々の風景は世界的にも有名ですよね。ですが!!! 日本っ

          戯言#6 獄が来る

          戯言#5 うんこ味のカレーか、カレー味のうんこか

           皆さんこんにちは、堕落です。東北は梅雨に入り、汗が揮発せずにまとわりつく季節ですね。そのうえ低気圧。いったい誰が健康でいれるというのだろうか。頭痛いし喉痛いしで最悪な日々です。ウチでは体調不良の時こそ飯を食え、という家訓的なアレがあり、飯を食っているわけなのですが、最近のところ胃腸が弱り爆食にも耐えられず、どんどん体調が悪くなっています。体調が悪いとタバコがおいしくないんすよね。くそう。  うんこ味のカレーか、カレー味のうんこ、どっちを食べる?  人生で一度はこんな腐った

          戯言#5 うんこ味のカレーか、カレー味のうんこか

          戯言#4 オイラ心霊が好きなんだ

           こんにちは、堕落です。ストリートファイターの新作がリリースされましたね。めちゃくちゃやりたい。PS4を手放したことを少しだけ後悔しています。かといってまたかうのはあほらしいしデカPCを買うのは痛手すぎる。こういう小さい不快を抱えて、俺たちは生きてゆく。    最近ホラー愛が最熱しています。私はよく父親の部屋でnote書いたりしてるんですけど、父親が『ほんとにあった!呪いのビデオ』シリーズが好きで見ていて、それを横目で見ています(とくに『IT』や『チャイルドプレイ』のようなジ

          戯言#4 オイラ心霊が好きなんだ

          男の手記

           これは今は亡き〇〇出版の『月刊ザ・リアル』の特集にて掲載予定だった記事である。 〈2010年8月17日〉   連日猛暑が続いている。昨年は大雨によって地滑りが多く起きたが、今年はその心配がなさそうだ。  高橋を見かけたとシズさんがまた言っていたらしい。そんな馬鹿なことがあるわけがない。戻ってきたならさっさと金を返せと殴り込みに行くところだ。 〈8月29日〉  村に若者がやってきた。二人組の男でどうも山を登ってきたところ迷い込んだらしい。年々こうした若者が増えている。どう

          戯言#3 やる気についてのtips

           皆さんお久しぶりです。堕落です。神奈川東京大阪へと遊びに行っておりまして、執筆どころか読書すらしていませんでした。しかし!!!都会のバカデカ本屋で昔から目をつけていたエルヴェルテリエの『異常』を見つけることができまして、無茶苦茶うれしい次第であります。いいか、町のランクは本屋のでかさで決まるからな。あと駅前の居酒屋のランク。しめ鯖をくれ。  さて今回はやる気についてです。私が全くやる気が出ないので、そういうときのなんやらを書いてみよう、的なアレ。    昔読んだ本で、やる

          戯言#3 やる気についてのtips

          ○○峠の都市伝説 下書き 2018.5.6

           看護婦さん、おれはあとどれくらいもつんだい?なに、隠さなくたってわかるさ。  自分の体だから、とかそう言う話じゃあないんだよ。一つ、話を聞いちゃくれねえか。もともとおれはこいつごとあの世に持っていくつもりだったんだが、おれも歳だな。我慢がきかなくなっちまった。  四十年も前のことだ。おれは若かったし、時代も時代で、走り屋みたいなことをしてたんだ。仲間たちと高速とか峠とかを、ハチロクとかシビックとかで飛ばしてたんだ。  度胸試し、かな。おれもわからない。まわりがそうだったか

          ○○峠の都市伝説 下書き 2018.5.6

          戯言#2 信仰のかたち

           最近、昔やってたソシャゲを久々に開いたらデータが消えてました。めちゃくちゃやってたのに。しかも当時排出割合0.0005%だった最高レアリティのカードがバンバン流通しててインフレを感じました。それにまたハマって小説かけてません。人生のターニングポイントは絶対今ココなのに。  ヘルマンヘッセの『デミアン』を読了しました。作中にて、教会でピアノを弾くピストーリウスに対し、主人公であるシンクレールは「音楽はいたって道徳的でないから、ぼくにとって非常に好ましいのだと思うのです」とい

          戯言#2 信仰のかたち