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看護師転職日記【5-11年目】心身ともに疲弊して限界へ、なぜ満たされない人生なのか
看護師として働いてるからお金の心配はない、欲しい物は買える、旅行もたくさん行ける。
その時は最高に楽しいのに仕事になると、イライラ、モヤモヤから解放されない。
これはどうしてなのだろう?
ほしいものは手にできたし、周りの友だちの仕事より稼げている、なのに心身ともに疲弊し、限界がきてしまいました。
一時的な喜びで楽しむ生活
看護師として総合病院で働いていた私は、お給料もそれなりにあり、趣味を楽しむ余裕がありました。
仕事で疲労困憊していた私は、旅行、買い物、ライブ遠征でストレス発散をしていました。
海外旅行で韓国3回、台湾、ハワイへ行きました。ライブ遠征兼ねての国内旅行へもよく行きました。この時が一番旅行していた時期です。
ファッションも好きでお休みの日はブラブラしながら衝動買いをよくしていました。
楽しかったです。
今も旅行に行けたこと、よかったと思っています。
ただ、今の私は、そこまで旅行に対する欲も強くなく、推し活はしていてもライブにどうしても行きたい欲もなく、買い物も本当に欲しい物を吟味して大切に使うようなスタイルで、大切な物だけに囲まれたいと、むしろ断捨離をこまめにしています。
喜びの違い
過去の私の楽しみは、安定的な喜びとは違い、一時的な喜びで、持続性のないもので、外側のことに依存して喜びを感じていました。
(例: 旅行、ライブ、買い物)
今の私は、内面から満たされているので、外側に大きく依存せずとも幸せを感じています。
これは自分から湧き出るものなので、持続性があります。
どちらがいい、悪いではなく、どちらも必要だと思います。
これはバランスで、特に、一時的な喜びばかりに偏りすぎてしまうと、幸せが持続しないので満たされないと感じることが多くなってしまいます。
私の体験からも言えますが、内面から満たされる感覚を知ると、心が安定し幸せを感じるので、刺激をむやみに求めなくなりました。
看護師、限界へ
楽しみな趣味で休日を過ごしながら、仕事に通っていた日々。
この頃の私は、満開の桜道の通勤路で桜が咲いていた記憶がないくらい、通勤中の頭の中は、今日の仕事もまた残業か、今日もどうせ時間で帰れない、今日はリーダーかぁ、、、など、仕事の嫌なことでいっぱいでした。
春が終わり、通勤路の桜の記憶がないと気がついた時は、「私やばいかも」と、さすがに感じました。
他にも、日勤業務が終わった日のお風呂の中でも、あれ伝え忘れてたかもとか、仕事で忘れ残したことはないかと、思い出すことも多々あり、プライベートの余暇時間までも、頭は仕事のことでいっぱいでした。
残業も当たり前、日勤深夜の時には、日勤から帰宅して、夕食を食べて、2時間くらいの仮眠で深夜勤務へ向かう。
30代に入る頃から深夜勤務の朝6時になると体が重くて本当にしんどくてたまらなくなっていました。
周りは、異動、結婚退職などでスタッフが変わる中、私だけ変わらない、さみしさ、焦りのようなものもありました。
個人評価の面談で、副師長さんから「これからどんな看護師を目指したいのか」を聞かれた時、もはや私は心身ともに疲弊していたので、生活のため稼ぐために来てるだけなのにな、という考えでした。
と同時に、ここで看護師を続けるというキャリアがどうしても描けないと、はっきり自覚した時でもありました。
看護師としてどうしたいのか答えが出ないまま、看護師として働いてきた年数は11年目となり、総合病院で10年は経験を積もうと何となく決めていた時期も過ぎ、退職を決めました。
私自身も体力、精神的に限界がきていて、家ではイライラの発散で職場の愚痴が絶えず、家族もあの時は異常だったと話すほど心が悲鳴をあげていた状態でした。
退職後は、しばらく失業保険をもらいながらお休み期間へ入ることにしました。
まとめ
看護師として働きながら、自分を労る余裕を持たず、看護師としての仕事と向き合うことをせず、自分と向き合うこともせず、一時的な喜びを感じることで何とか乗り越えてきた日々でしたが、限界がきてしまいました。
看護師としても、人生としても、どうしたいのか、どうしていきたいのかが明確になっていない、そのことを考える余裕がない状態が続いてきた結果だと思います。
お金があっても満たされなかったのは、一時的な喜びだけに頼って生きていたからです。
自分の人生と向き合い、自分を知り、自分の内から湧き出る喜びを感じることが大切で、そうやって自分の価値観を軸に生きることで幸せを感じることをまだ知らなかったから。
ただ、あの時の私は余裕がなく、必死に壊れないように、何とか生き抜いていたんだと理解しています。
学び
◉自分で自分を満たそう
◉自分を満たすためにもまずは、自分の心と体を休めて、自分を感じる時間を作ろう
◉自分は看護師としてどうありたいのか、どんな場所で働きたいのか、どんな看護をしたいのか考えてみよう
◉人生どう生きたいのか決めよう
この記事がお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました🙏✨