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斬新なシステムを分かってもらう説明について(ゲームのルールの伝言ゲーム)

こちらはアナログゲームマガジンの連載「ゲームのルールの伝言ゲーム」の32回目、途中まで無料で読めます。文字数は約4,500字です。

アナログゲームから脱線するつもりがなかなかできておらず、今回もアナログゲーム、最近読んだ説明書についてです。

今回取り上げる3つのゲームはいずれも、特殊なシステムを持っています。その見慣れないシステムを、遊んだことがない読み手に読んでもらうために説明書をどうしたら良いのか、読んでいきます。


●チューリングマシン

子供向けゲームを多く出すメーカーという印象があるすごろくやさんが日本語版を出した、かなりの難易度のパズルゲームです。

4~6つのカードに書かれた条件を全て満たすような、数字の組み合わせを当てるゲームです。
ただし、1つのカードには複数の条件が書かれています。複数の中の1つの条件だけが今回のゲームでは機能します。どの条件が適用されるのか、数字の組み合わせによるテストを通じて探っていきます。

本ゲームについてすごろくやさんは、「難しい」という意見が多かったためか、分かりやすくするための工夫をしています。

一番下の動画の中、丸田氏の発言で、「元の説明書に書いてないことが多すぎて」「原語版はいきなりテストコードを選んで秘密コードを探れって書いてあったので(日本語版にあたって)頑張って作った」とあります。

ということで調べてみました。原語版説明書はこちらに。

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