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癲癇だって知らんかったわ。

2020年の10月。「人生不器用すぎん?」っていうできことが起きる。てかタイトルで出オチしてるけど、友人とキャンプで楽しんでいる時、突然倒れた。

コロナになってから、リモートワークで家にいる時間も増えて、まぁ要は暇だったんですよね。仕事はおかげさまで忙しくなっていたけど、、、何かが暇だったんですよ。だから地方に行って仕事したり、遠方のお客様に会いに行ったり、、、小さい頃から親に連れて行かれてたキャンプに大人になって行ってみたりして、割と「有意義な人生だな幸やわー」なんて思っていた矢先でした。

10月キャンプ1

大学時代の先輩が運営している、山梨のキャンプ場の近くの山を登っている時。。。明らかに思っている事と体の動きがズレるんですよ。前に歩きたいのに、足が前に出てこない。落ち葉見てると、なぜか体に急ブレーキがかかる。脳にフラッシュたかれた時のような衝撃がいちいちくる。「なんやこれ?!」って思いつつ


そのズレが面白くて、調子乗ってたら倒れましたw


よく、運動会で父兄のリレーの時、お父さんたちって絶対こけるやん。あれって、若い時の感覚と現在の体の感覚が大きく違って「思ってたんとちゃう」ってのが起きるかららしいんだけど、自分もそれと同じやろって思い…「老いたわぁ」なんて思いながら山道駆け巡ってたら、ビターーーーンって。こんな綺麗な山道に倒れる31歳。

10月キャンプ3


綺麗すぎる。。。こんなところで倒れただけまだいいんじゃないかって思うくらい、綺麗な山梨県の精進ヶ滝。夏は普通に登れてたのに…何故か秋になって落ち葉が敷き詰められた山肌を見てたら倒れた。

倒れる時はね、流行りに乗ってるわけじゃないけど、鬼滅の刃で人が鬼になる時ってきっとこんな感じだろうなぁって思ったよ。

黒目が後ろに行ってるんじゃないかってくらい、視界がわけわからん方向向いて…体が硬直する。ほんで自分でもわかった「めちゃ痙攣してるんですけどおおおおおおお」って。倒れる直前の記憶ははっきりしてるけど、回復してきた時、自分に何が起きたか整理するのに時間がかかったのを覚えている。

「あれ、なんで寝てんの?」

みたいな。体がフワフワしてぶっちゃけ最高の目覚めだった。(笑) 隣で、一緒に山登りしてた涼くんが座ってて何してんのかわからんかった。

「え、なにやってんの涼くん」

「何って、倒れたんだよあなた」

「え、まじ?!え???僕が?」

って…自分が倒れたっていうのが信じられないくらい、体に何にも異常はなく。救急車を呼んだよと言われ焦る僕。確かに、口の中よくわからんけどめっちゃ血だらけだし、唇と歯茎をつなぐ粘膜?がぱっくり切れていた。

遠くから救急車のサイレンが確かに聞こえてくる。しばらくして救急隊員の人がきて担架に乗せられ、山道を降る。「なんで?」って思いながら、涼くんに付き添ってもらって病院へ。

いろいろ検査を受けた結果「突発性癲癇」と診断される。

え、あたしが癲癇なの?

びっくりなのと、どちらかというとパックリ切れてる口の中が痛すぎてそれどころじゃない。とにかく親と仕事の上司と彼に報告する。そりゃ心配するよね。

みんなに言われ世田谷の病院でしっかり見てもらうことにした。(みんなに言われるまで行く気なかった) 自分でも信じられないし、多分疲れてたんじゃね?って感じで「癲癇じゃないですね」を言ってもらうために。


医者「突発性癲癇ですね」


ガッツリやないかーーーーーーーーーい!!!!!!!!!てか正式に認定されとるやないかーーーーーーーーーーい(^^ω) 

ショックなのと、人に迷惑をかけることが申し訳なくて河川敷でボーっとする。上司からすぐ電話かかってきて、私が一番納得できる言い方で励ましてくれた。仕事を調整して彼も病院まで迎えにきてくれて、ど凹みしてる僕を励ましてくれる。これまた「大丈夫だよ」とかじゃなくて「精神が安定してるから気にしてないよ」と。特殊な励まし方2連続と、その後軽く散歩して二子玉川でハンバーグ食べたことにより完全回復する僕。

何より一番心配すると思ったお母さんのところにすぐ行った。お母さんこういうのですぐ泣くから。笑

お母さんのところ言ってすぐいわれた。

「癲癇の彼女持ってる彼は大丈夫なの??汗」

汗じゃねーわwwwわての心配しろやwww(もちろん冗談ですよ)   でも、周りの人たちが「全然気にしてないよ」的な雰囲気出してくれてたからありがたかった。

こういう時って、めっちゃ心配されるよりも「へー」くらいのリアクションの方が救われるんだね。同じ思いしてる人いたら全力でそうしよ。「へー、ってかお腹すいたからなんか食べにいかん?」って。

しばらくして、色々あって癲癇の原因が分かったんだけど(それは絶対記事にできない)、もう症状も出てこないし、治ったなーなんて思ったりしてた。あと、自然と癲癇が起こりそうな前触れもわかるんだ。「あ、これ以上やるとやばい」ってのがわかる。(癲癇の人これわかりません?)


すごいポップに書いてみたんだけど、癲癇で倒れて亡くなられてる方もいるし不安じゃないわけじゃない。一緒にいる人に迷惑かけるかもしれんし、、、(癲癇じゃなくても迷惑ってかけてるんだけど)  突然人生がクローズするかもしれないって思ったから、今まで「とりあえず地方に行くか」くらいで考えていたけど「いつ最期になるかわからんから、できるだけいろんな景色見よう」に変わった。

ブログも書く気なんてなかったけど、最近インスタに自分の人生の記録みたいなの始めたりして結構楽しいから続けてみようかなーって思う。

癲癇もちながらフリーランスして地方転々としてるってなかなか面白いし。

誰がみてるかなんてどうでもいいから、いつか見返した時に「あんなことあったな」って思える何かになればいいかな。


ってことで、癲癇の話も書きつつ、地方巡ってる様子をこちらに書いていこうと思います。文章かくの嫌いじゃないな笑

尾道の見晴らし亭でいい景色を見ながら、癲癇という人生の転換期について書いてみました。

・・・・・・・つってな。笑

Q.E.D

尾道1


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