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(2)実践テンプレートでDX夢を実現!

表計算の「理想形」をテンプレートで

1.表計算の理想形 3つの夢を実現

私は、表計算を40年、使っています。始めは、プログラミングをしなくても、セルに入力・数式でレポートができる・・。簡易言語と言われてました。レポート作成が、ものすごく楽になりました。

30年前、Excelのピボットテーブルと出会い、ユーザーによる即席・システム化=「理想の表計算」を目指そうと、続けてきました。

表計算の理想形で実現できる3つの夢 

 ◎情報利用  マウスでデータ分析
 ◎業務改善 マウスでデータ活用
 ◎習得・実践 マウスでシステム化、DX
 

「更新」は、3つの夢を叶える「スタート」ボタンです!
実践テンプレートという「理想形」で実現しましょう!!

2.気付きの原点は3つの実践から

私は、経理=管理会計がメインで、システム、表計算の
「3つの実践」に50年近くこだわり続けてきました。
専門を持つことは大切ですが、大事なのは「総合実践」です。

経理・経営管理で、様々な改善の視点が養われます。
これに、システムと表計算ソフトの武器が加わると、
足し算ではなく、掛け算のような威力です!
楽になった時間で、さらに改善が進む・・
良い循環を生むことができます!

私は、ユーザーとシステム開発部門との「コーディネート」で、
両者の最適なパフォーマンスを実現してきました。
最強のユーザー、かつ、最強の開発サポート役です。

私の目指してきたシステム化は、ユーザーが参画して構築する。
業務分析 ⇒ システム設計 ⇒ プログラミング・・ 
システム完成後も、ユーザが進歩しなければ、成功しません!

今、DXがなかなか進まない・・、高度人材が不足・・
これを、解決できるのは、私たち「ユーザー」自身です!

3.理想は「情報力」のシステム化=DX

1995年Excel95の登場。
皆さん、一斉に、Windowsの表計算に移行しました。
それから30年。第1章で解説した通りです。

表計算は、Excelでも、セルに数値・数式を埋めて
レポートを作成します。マクロ・VBAで自動化します。
多くの人が資格取得や、システム化が進んでいます。

私には、ピボットテーブルと出会った衝撃・・が大きかった!
理想の表計算「原石」との遭遇でした。

①ピボットテーブルは、レポートの作成、編集が、
 マウスでの操作、ノン・プログラミングで可能なのです!
②データを最新にすれば、「更新」で全レポートが置き換わる。
 繰り返し業務の解消。システム的に使えます。
③特に、「集計フィールド」は、集計した結果の加重平均など、
 表計算での苦労が解消できる画期的な機能です!

私は、20年前、社内のエクセル・システム化の事例報告会で、
「管理レポートは、全てピボットテーブル化できる」と、
大風呂敷で説明したことがあります。

システム部門やExcelの担当者の反応は、ありませんでした!
なぜなら、専門家は、自分の得意な専門スキルで行うので、
わざわざ、面倒なピボットテーブルを使う必要が無いのです。

ピボットテーブルは、データ分析のツールですが、
集計・分析するための「データ」が必要です。

DWH(データハウス・ウエア)は「データベース」で、
販売、製造、損益、・・ ユーザーに利用されていても、
そのままでは、ピボットテーブルで使えません。

私は、Vlookup関数で、項目の検索・紐づけなどを行い、                 
マクロを使って、データの追加やデータを整備を、自動化しました。
あるいは、ピボットテーブルで集計・組換で、データ加工も・・
これを「データ活用」と定義しています。  

データ活用とデータ分析で「管理システム」を実現しました。【情報力】

全て、自分で、いろいろな専門書を読み、実践のスキル、ノウハウを
蓄積してきました。【実践力】  

得られる情報 [情報力] =データ活用力 ✖ データ分析力 ✖ 実践力
の掛け算です。3つが揃わなければなりません。
みんなで利用できれば、もっと大きな成果、感動になります!

4.みんなで利用 ⇒ 実践テンプレート

もっと様々な業務に、自分だけでなく他の人にもシステム化・・!
全社プロジェクトの企画を立案し、実際にチームを専従で行うほど、
「お節介人間」なので、仕方がないですが・・。 

みんなで利用するためには、「共通化」「汎用化」が必要です。

管理レポートは、利用者によって分析の仕方が異なります。
システムで集約されたデータだけでは、不足します。
システム化の際に除外されているものが、多くあります。
そのため、システム化できずに、エクセルでの作表が残ります。

元データを作る。分析レポートを作る・・「作ることは大変です」
「作ったものを加工する」これなら、実現しやすい!

「テンプレート」とは、定規、ひな型サンプル・・といわれる総称です。
Excelの作表・・「スケジュール表」「家計簿」

ピボットテーブルにも、サンプルなどが紹介されています。
でも、「実践」になると、業務が違うから・・、
ユーザーのExcelの能力が違うから・・「横展開」難しいのです。

これを、解決したのが、「実践テンプレート」です。

ピボット姫と学ぼう(2) 仮面の呪い・・更新が面倒!で例を紹介しました。
基本を理解すれば、様々な応用ができます。使い方は「共通」です。
みんなで、システム化も、さらに、改善なども容易です。

【製紙工場時代】20年前「エクセル・システム化」を実現!

システム化・・操業管理などの集計、予算との対比が進んでいました
データ・ベース・・社内での管理用に公開されていました
課題・・日々の操業管理、予算作成業務など手がかかる部分は、
    システム化が進まず、Excel手作業が残っていました。

⇒ピボットテーブル活用でExcel・システム化
①エクセル・「ひな型」を作成⇒各担当者に「テンプレート」を配布
②担当者は、自分の担当データを検索・ダウンロードする。
 Excelは、データを読み込み、ピボットテーブルのレポートを更新。
 この操作は、マクロの実行・クリックで完了です。
⇒毎月の集計報告作業だけでなく、毎日の随時管理も可能になりました。
工場の管理職、経営層は、全体の集計も、明細も把握できます。
実地指導として、データの取得方法、ピボットテーブルの使い方を教育
情報システム部門からの支援は無く手も、自力で実現しました。

[子会社時代]15年前、従業員500名規模
       主要管理レポートのシステム化実現

SAP・ERPデータベースDWHの変更時に、前記の経験が生きました。
ピボットテーブル活用で、80表の管理レポート移行を実現しました。
損益管理、販売管理、購買管理、在庫管理・・全業務です。
子会社は、親会社に統合されています。
このエクセルは、現在も、使用継続しています。

元データの整備には、Vlookup関数と、VBAマクロで対応し、
ピボットテーブルの活用も進んできました。
様々な業務にも対応できる実践スキル、ノウハウを培ってきました。

ユーザーによる実践テンプレートを「特許」申請!

2019年、65歳で会社を卒業しました。
実践経験を皆さんに紹介したいと、表計算アドバイザーを開業しました。
このピボットテーブル活用する実践テンプレート「MEGUSEED」を特許申請し、商標の登録をしました。

5.パワークエリに降参!理想形を完成!

さすが、マイクロソフト!
Excel2016から、新ツールが公開されています。
BIツールとして開発されたPowerBIのデータ整備に
「PowerQuery」が、Excelでも使えるようになりました。

「取得と変換」とも呼びますが、「データ活用」で苦しんできた
VLOOKUP関数や、VBAマクロの煩わしさから解放される
画期的なツールです。

パワークエリを紹介する本は出てきましたが、使い方‥知識 の紹介で、
「実践」に役立つものは、少ないです。

最初は手探りでしたが、ピボットテーブルとの相性は抜群です。
パワークエリは、ピボットテーブルのレベルアップに・・
この良い循環で、4年間、実践活用の蓄積と「汎用化」ができ、
皆さんにご紹介する準備をしています。

パワークエリには降参です!
私の25年のVLOOKUP関数とVBAマクロという実践経験から
「パワークエリに移行した方が確実にメリットがある」という評価です。
私の特許は「幻」になってしまいましたが、「理想形」が完成しました!

また、Power Pivotという「最強」のデータ分析ツールが登場しました。
「データモデル」で様々なデータを取り込み高度な分析をする使い方です。
こちらは、DAX式など高度な知識が必要で、実践は容易ではありません。
パワーピボットでは、「テンプレート」という使い方はできません。

ピボットテーブルでも「リレーションシップ」で、データ連係が可能です。
これも使うと、「集計フィールド」が使えなくなります。
高度な連係をすると列の集計値から計算することができないのです。
もちろん、「テンプレート化」も、設定変更が必要になり、困難です。

これは、分析の高度化、最強のレポートを重視する専門家志向か、
みんなの実践を重視するか、この違いです。

こうした個人見解を言えるのも、30年の実践経験があるからです!

6.実践テンプレートを表計算の理想形に

表計算の理想は、最強のレポート⇒「簡易」管理システム!

私は、関数、マクロなどのExcelの一般的な使い方と区別して、
実践を重視した理想形を「エクセルBI」と使い分けしています。

ピボットテーブルとパワークエリと組み合わせて、
ユーザーの3つの夢を実現する理想形が「実践テンプレート」です!
「更新」は、3つの夢を叶えるスタート・ボタンです!

実践テンプレートをカスタマイズすれば、即席・システムに!


PowerBIやACCESSの専用ツールに及びませんが、
パワークエリの利用でExcelの可能性が高まりました。
Excelでも構築できる「即席」システムは、
中小企業の皆さんには、最適な表計算ソフトです。
DXを実現するには、専門家任せでなく、
ユーザーも一緒になって進めましょう!

地元の企業さんの「お助部隊」としてお手伝いしています。
今まで使いこなせなかったExcelでシステム化しています。
「Excelでここまで活用できるとは信じられない!」
と言われるのが、最高の喜びです。

7.学び直しは「実践エクセルBI」!

DXの人材不足を補うなど、皆さん「学び直し」に励まれています。

ピボットテーブルも、パワークエリも、なかなか、広まりません。
使い始めても、レポートがうまくできないので、関数で作り直し・・。
少し便利だからという理由だけでは、切り替えはできません。
大きなメリットがあることが紹介されていないからです。

切り替える>切り替えない メリットがあることを知ってもらう!
ピボットテーブルに切り替えても「大丈夫」という「保証」が必要!

私は、みんなが使いこなせるように、責任もって対応しました。
ユーザーだから、「実践」の感動があり、30年継続してきました。

「皆さんに私の実践ノウハウを紹介しよう。仲間を増やそう!」と、
出版社にアプローチしました。結果は、全て、門前払いでした。
そこで、自分で本を書いて出版しました。2022年8月
でも、全く売れません。本当に残念です。

提言:解説書、資格取得 に「実践スキル」を追加しましょう!

 実践テンプレートを「カスタマイズ」できれば良いのです!

Excelの資格を取得しても、実践は容易ではありません!
レポート作りを早く、自動的に・・! それで、満足ですか?
他の人と共有したり、みんなで使うことは・・??
私には、頑張って資格を取っても、Excelの新機能は増える・・
どんどん増える知識・・「資格の呪い」のように視えますが・・

私は、Excelの資格を取得していません。
30年独学で、必要な知識を集中的に学んできました。
私の経験から、関数やマクロで実践に使っている「知識」は、
本で解説している10%以下でしょう。
ピボットテーブルは、40冊買って調べました。
解説書の内容は、ほとんどみな同じ、実践には不十分です。

MOS2010スペシャリストを取得している人・・
MOS2021EXPERTを再取得しますか?
実践に役立ちますか?

Excelの基本を理解できている人なら、
実践ピボットテーブル、パワークエリ、テンプレートを
「学び直し」してください。

上級者・資格取得した人なら、直ぐに理解できます。
転職や、副業、ピボットテーブルを使ってこられた人も、
「実践スキル」を身につけることをお薦めします!
確実に、スキルを発揮できます。

これから、ピボットテーブルを学ばれる方は、
関数も、マクロも、ほとんど使わずに済みます。
「使い方」を中心に、慣れて、覚えるので構いません。
市販の解説書1冊に「実践スキル」を加えてください。

実践テンプレートを一から作る・・ これは大変です!
「モデルを加工する」方式で進めましょう。
パワークエリとピボットテーブルは、セットで使うものです。
PowerBIやAccessのようなBIツールになります。

私の実践エクセルのスキルとノウハウを役立ててください。
みなさんも、Excelを卒業して、
ユーザーとしての夢を叶える表計算を実現してください。

8.ピボットテーブルのアンケートにご協力を

ピボットテーブルが、なぜ使われないのか?
どうしたら、みんなに愛され、本当の実力を発揮できるのか?
みなさんに紹介する取り組みも、一人では限界に来ました。

是非、アンケートにご協力下さい。
ピボットテーブルのユーザーの声を「見える化」して、
みんなで一緒に「楽に、楽しく、みんなに役立つ」
エクセルを実現していきましょう!



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