マガジンのカバー画像

タイム写シーン

13
今と昔の板橋区を、(できるだけ)同じ場所からカメラをかまえて切りとります。
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

タイム写シーン07「早瀬橋」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。 今回のタイム写シーンは、新河岸川にかかる早瀬橋です。公文書館さんのデータには「新河岸川平沼橋(現早瀬橋)昭和29年」と書いてあります。 ああ、平沼橋って早瀬橋だったのか、とまず思いました。 というのも少し前に、平沼橋を探したことがあったのです。それは「新河岸町会創立五十周年記念誌」に載っていた、新河岸に長年住んでいるお婆ちゃん3人の記事でした。 吉田 実家に行って来なって言われて、徳丸橋の上まで行くと、何て言うのこう胸が開け

タイム写シーン06「日曜寺の山門」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。今回のタイム写シーンは、板橋本町駅のすぐ近くにある日曜寺の山門です。 「写真は語る 総集編」からの写真は、昭和初期の撮影と書かれています。この日曜寺の歴史については、お寺さんの公式ホームページにくわしい記述がありました。宥慶(ゆうけい)という僧が、1711年~1716年ごろに創始したそうです。 出典元の「写真は語る 総集編」が出た時点では、「山門は、第二次世界大戦の戦火をまぬかれ、今もりっぱに残っている」とあります。しかし公式サイ

タイム写シーン05「赤塚の崖上」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。 今回のタイム写シーンは、板橋区の公文書館所蔵で見せていただいた昭和47年の写真です。 赤塚の崖上から、高島平方面を見渡す気持ちのいい1枚。電柱がいい味を出していますよね。公文書館の記録で、撮影場所もおよそわかっています。写真プリントを手に、赤塚4丁目に向かいました。 都営三田線の西高島平駅から少し歩いたところ、成増厚生病院の向こう側に、その崖上は見えています。崖上に向かいます。 崖をのぼりました。階段のある風景っていいですよ

タイム写シーン04「耳だれ庚申」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。今回のタイム写シーンは西台4丁目にある庚申塔(こうしんとう)です。 まず「庚申塔ってなに?」と思う方もいると思います。庚申塔(または庚申塚)は、板橋区に限らず全国に見られる石碑です。中国から伝来し、江戸時代に広まった庚申信仰の名残りとされ、いわゆるガチ勢も多い、味わい深い歴史分野です。くわしくはググってみましょう。 さて、区内に庚申塔は多数ありますが、今回は「写真は語る 総集編」に載っていた西台の「耳だれ庚申」がテーマです。 写