MIRRORGE OSAKA 『ENCHANTRY』
グラングリーン大阪にて9月8日に開始された「MIRRORGE OSAKA」第一弾の体験コンテンツ「Enchantry」を体験したので、メモを残しておく。
ちなみに、グラングリーン大阪とは、JR大阪駅北側に広がる旧梅田北ヤード跡地の再開発事業。4,000㎡メートルの芝生広場と水盤を有する「うめきた公園・サウスパーク」のイベントスペースは、妹島和世氏と西沢立衛氏の建築ユニット"SANAA"によるもの。
MIRRORGE OSAKAとは
コンセプトムービーも張っておこう。
Enchantryとは
以上まとめると、うめきた2期の再開発事業で新たに竣工(一部開発中の)グラングリーン大阪にて体験できる新時代の空間エンタメプロジェクト「ミラージュ大阪」の第一弾コンテンツ=Enchantryということになろう。
Enchantryに至る道
開発を担当されたTYFFON社とはご縁があって、ここに至るまでの実験にも参加させていただいていたので、その歩みも少し振り返っておきたい。
[2022年] MIRRORGE UMEKITA TRIAL: Enchanted Garden
自分が最初に参加したのは今から2年前。この時はMagic Leap2で体験させて頂いた。手を前に出すと魔法が出て、魔法が平面にぶつかると植物や花が芽吹くという基本のシステム、妖精などのキャラクターデザインもこの時からほぼ変わっていないように思われる。
[2023年] MIRRORGE OSAKA TRIAL2023
そして、こちらが昨年。Quest3が発売された直後であったにも関わらず、早くもQuest3での体験展示がなされていた。恐らくこの時点では世界最速だったのではないか。
この時は屋内でのデモだったが、体験空間のデジタルツインを作成してMR体験とVR体験をシームレスに切り替えるような体験演出がなされていたのがポイント。
また、オンライン-オフライン100名同時体験をこの時は謳っていたが、挙動がやや不安定だったこともあり、2024年の本番ではシングルプレイに舵を切ったように思われた。
そして2024年
2年間の実証を経て、Apple Vision Proを用いての体験実装。準備5分+体験15分で全体20分程度。2,500円で実際に運営しているのだからすごい。
森の中のような場所でやるのかと勝手に思っていたが、主な体験エリアは受付外に出た屋根付きのスペース。こんな殺風景な場所で…?と最初は思ったが、これも体験が始まってしまったら全然気にならず。
体験詳細の説明はネタバレしないよう避けるものの、2022年・2023年を振り返るといろいろな演出がここにつながっていることが分かる。
新しいデバイスでの新しい体験になるので、これがこの金額でどの程度受け入れられるか、どんな方に楽しんでもらえるのか気になる所。今後も注目していきたい。