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MIRRORGE OSAKA 『ENCHANTRY』

グラングリーン大阪にて9月8日に開始された「MIRRORGE OSAKAミラージュ大阪」第一弾の体験コンテンツ「Enchantryエンチャントリー」を体験したので、メモを残しておく。

ちなみに、グラングリーン大阪とは、JR大阪駅北側に広がる旧梅田北ヤード跡地の再開発事業。4,000㎡メートルの芝生広場と水盤を有する「うめきた公園・サウスパーク」のイベントスペースは、妹島和世氏と西沢立衛氏の建築ユニット"SANAA"によるもの。


MIRRORGE OSAKAミラージュ大阪とは

現実世界と仮想空間をシームレスに融合させる最新の空間コンピューティング技術によって実現した、街に新たな体験価値を創出する新時代の空間エンターテインメントプロジェクト。Apple Vision Proを使用した、先進技術と細部までこだわった世界観で、あなたの現実が魔法のように変わります。

https://mirrorge.com/osaka

コンセプトムービーも張っておこう。

Enchantryエンチャントリーとは

Enchantry(エンチャントリー)とは、Apple Vision Proを装着し、グラングリーン大阪のうめきた公園内で体験する、空間エンターテインメントコンテンツです。体験者は旅のガイドをしてくれる使い魔と共に公園内で魔法を使い、現実のうめきた公園の空間を魔法の世界に変化させていきます。侵食されている世界を魔法で直しながら、侵食を広げる敵たちを浄化することで魔法の世界の彩りを取り戻していきます。

以上まとめると、うめきた2期の再開発事業で新たに竣工(一部開発中の)グラングリーン大阪にて体験できる新時代の空間エンタメプロジェクト「ミラージュ大阪」の第一弾コンテンツ=Enchantryエンチャントリーということになろう。

Enchantryエンチャントリーに至る道

開発を担当されたTYFFON社とはご縁があって、ここに至るまでの実験にも参加させていただいていたので、その歩みも少し振り返っておきたい。

[2022年] MIRRORGE UMEKITA TRIAL: Enchanted Garden

2022年11月23日~11月27日の間、ミラージュプロジェクト最初の実証実験として、「MIRRORGE UMEKITA TRIAL: Enchanted Garden」をメイン会場のうめきた外庭SQUAREを初めとした合計4箇所にて同時開催しました。

この実験はオフラインで体験できるMRコンテンツを中心に、3つの異なる会場からVRでオンライン参加が可能な実証実験を兼ねたイベントです。

自分が最初に参加したのは今から2年前。この時はMagic Leap2で体験させて頂いた。手を前に出すと魔法が出て、魔法が平面にぶつかると植物や花が芽吹くという基本のシステム、妖精などのキャラクターデザインもこの時からほぼ変わっていないように思われる。

[2023年] MIRRORGE OSAKA TRIAL2023

そして、こちらが昨年。Quest3が発売された直後であったにも関わらず、早くもQuest3での体験展示がなされていた。恐らくこの時点では世界最速だったのではないか。

三菱地所株式会社を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者は、『「みどり」と「イノベーション」の融合拠点』の実現に向けて、グラングリーン大阪を舞台に、新たな体験価値の創出やユースケースのトライアルを目的とする実証実験イベント「MIRRORGE OSAKA TRIAL2023(ミラージュ オオサカ トライアル 2023)」を2023年10月23日(月)~10月31日(火)の期間に開催いたします。

本実証実験は、グラングリーン大阪開発事業者とティフォン株式会社が実施主体者となり、MR技術による現実と仮想空間の融合を体感するものです。
オフライン(グランフロント大阪 北館1階 ナレッジプラザ)とオンライン合わせて100名までが同時に体験することができ、さらにMR技術を検証することで同技術での多方面での活用につなげてまいります。

開業後のまちが目指す、「一般の方々の体験」をもとに「検証」を行い、「新たなアイデアへ展開」するサイクルの実現に向け、今後も市民・企業・アカデミアが共創できる場として、新たな体験価値を提供してまいります。

この時は屋内でのデモだったが、体験空間のデジタルツインを作成してMR体験とVR体験をシームレスに切り替えるような体験演出がなされていたのがポイント。

また、オンライン-オフライン100名同時体験をこの時は謳っていたが、挙動がやや不安定だったこともあり、2024年の本番ではシングルプレイに舵を切ったように思われた。

そして2024年

2年間の実証を経て、Apple Vision Proを用いての体験実装。準備5分+体験15分で全体20分程度。2,500円で実際に運営しているのだからすごい。

機材にはおそらくこのあたりを装着していると思われる。透明の保護カバーでやや曇った映像ではあったが、体験がはじまったらそれほど気にはならなかった


森の中のような場所でやるのかと勝手に思っていたが、主な体験エリアは受付外に出た屋根付きのスペース。こんな殺風景な場所で…?と最初は思ったが、これも体験が始まってしまったら全然気にならず。

雨天の心配もあるので、高級デバイス扱うならこういう場所が限界だろう

体験詳細の説明はネタバレしないよう避けるものの、2022年・2023年を振り返るといろいろな演出がここにつながっていることが分かる。

http://building-pc.cocolog-nifty.com/map/2024/10/post-feca62.html

新しいデバイスでの新しい体験になるので、これがこの金額でどの程度受け入れられるか、どんな方に楽しんでもらえるのか気になる所。今後も注目していきたい。

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