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乾燥剤・脱酸素剤について
こんにちは、お菓子屋meguriです。
30代未経験から、実店舗を持たず独学で菓子製造をしています。
今回は乾燥剤・脱酸素剤についてお話したいと思います。
お菓子屋さんには欠かせない乾燥剤・脱酸素剤。
最初は2つの違いもあまりわかっていませんでした!
簡単にいうと以下のような使い分け。
乾燥剤→クッキーなど
脱酸素剤→スコーン、マフィンやパウンドケーキなど
詳しくみていきます!
・乾燥剤とは?
包装内の水分(湿気)を吸収することを目的とした鮮度保持剤です。
シリカゲルやシート乾燥剤などがあります。
《 シリカゲル 》
袋内の水分や袋内に入ってくる水分を物理的に吸着し、食品の乾燥状態を保つ製品。湿気を吸収すると、袋の中の青色の粒がピンク色に変化するので、吸湿度合いの把握ができます。
食品の重量(g)÷25=シリカゲルの使用量(g)
例)クッキー60gの場合
60÷25=2.4g
この場合、出た数値よりやや大きめの3gを選びます。
《 シート乾燥剤 》
吸湿性のある基材を両面からフィルムでラミネートしたシート状の防湿乾燥剤です。硬く張りのあるシートですが、湿気を吸収すると軟らかくなります。
食品の重量(g)÷1.5=シートドライヤーの面積(c㎡)
例)クッキー45gの場合
45÷1.5=30c㎡
この場合、5×6のタイプを選びます。
取り扱い場所によってサイズの「3×4」などの数値が違うと思いますので
購入しやすい場所のサイズを見て選んでください。
シートであればカットして使用しても問題ありません!
私はシートタイプを使用しています。
・脱酸素剤とは?
密閉された包装内の酸素を取り除き、内容物の酸化による劣化やカビの発生を防ぐことを目的とした鮮度保持剤です。
(縦×横×高さー食品の重量)×0.21=必要な酸素の量(ml)
例)縦10cm・横8cm・高さ3cmのパッケージに50gのお菓子を入れる場合
(10×8×3-50)×0.21=39.9
計算で導き出した数字と、脱酸素剤の商品名の数字
(「B-10S」「B-20S」「s-50」など)が近いものを選べばOK。
お菓子の量によって使う量が決まっているのですね!
初めは知らなかったのでびっくり〜〜!笑
・私が愛用している乾燥剤・脱酸素剤
私は通販サイトの「cotta」さんを利用しています!
最初は近くのお菓子の材料が買える店舗やモダンプロなどで購入していました。
使用感などを確かめるには少量からの購入ができる場所で購入して、
自分の使うものがわかってきたタイミングでまとめて使用するものを購入するようになりました。
シリカゲルなどは100均一にも置いてありますので、量がいらない場合は上手に活用するのもいいですね!
消耗品(お菓子の袋)などもこちらで購入しております。
モダンプロなどでお菓子の袋を購入する際に、お菓子の袋にも「乾燥剤対応」「脱酸素剤対応」などと記載があります。
使用したい袋がきちんと対応しているかどうかを確認してから使用することをお勧めします!
cottaさんは基本どちらにも対応しているようなので使用しやすいと思います。
ただ、11,000円以上の購入で送料無料なので、少量買われる方は気にされるかも?
合計料金によって送料も異なるようなので、確認してみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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