今日はオットの靴を磨いてみるんだ。
今日はこの靴を磨いていきます。
仕事用ですが、革のスニーカーなのでカジュアルな雰囲気が強いです。ラフな服装でOKな仕事なのでガチガチのビジネス系なオットではありません。
いつもオットの靴探しは、見た目の印象・カラー・合わせたい服装などの希望を聞いて、具体的なものを私が絞っていきます。(価格も重要よね)
そんな中でこの靴はとても重宝していて、2代目です。確か前回も茶色だったかな。。。?
黒やネイビーもあったので、色を変えてイメージチェンジも楽しんでほしい!靴って履き心地が重要ですが、見た目・服との相性も外せませんよね。
履き心地が分かっている靴なら、色違いを買うのはとても使い勝手がよくおススメです。雰囲気をガラッと変えられます。
では、実際の作業の様子をお伝えします。
①ひもは必ずすべて外し、底の土など濡れタオルで拭いておきます。
底には土汚れが結構ついてますので濡れタオルなどで拭いておきましょう。
ひもを外してみると、結構汚れているのがわかります。
(ひもを外したら最初に洗剤で洗っておきましょう。衣類用洗剤でOKです。)
ひもの下、ベロの部分にはシミのような汚れがついていたり、埃もびっしり付いています。見えない部分とはいえこんなに汚れていると気になってしまいますね(^^;)
②全体の埃をしっかり落としていきましょう
つま先から踵まで、埃や細かい砂などが付いてますのでブラシでしっかり擦ります。擦って傷がつかないのか?と聞かれることがありますが、革の種類によって傷の付きやすさが変わってきます。馬毛→柔らかめ、豚毛→硬めという覚え方で良いと思います。デリケートな革であれば馬毛を使うのがおすすめです。
底のコバ部分・ベロの縫い目・靴の中つま先など、大きなブラシでは取りにくい部分には歯ブラシを使っています。(もしかしたら邪道かもしれませんが、使い勝手がよく重宝しています)歯ブラシの極細毛で細かい埃まで取れます。本当に便利。
③埃が取れたらクリーナーの出番です。革の汚れ・以前塗った靴墨を落とします。
クリーナーはいろいろな種類が販売されています。
今回はスムース革(表革とも呼ぶツルツルの革)のお手入れですので、スムース革用のクリーナーを使います。とても伸びの良いリキッドタイプ、チューブなどのクリームタイプ等、それぞれ使い勝手が違います。
●汚れがしっかり落ちるもの(革の色落ちもしやすい)
●濃い汚れには弱いが、革への影響が少ない物
●よく伸びる、液だれする、ペーストで垂れにくい
などなど、それぞれに個性がありますので使いやすいものを探してみると良いですよ。以前、靴墨を塗っていたらそれを落とす必要もあります。靴墨を重ね塗りし過ぎるとひび割れなどの悪影響がありますのでこれもしっかり落としていきます。
また、クリーナーにはカビ予防できるものもあります。靴はお手入れを怠るとカビが生えやすくなるので、カビ予防のクリーナーはおすすめです。
布にクリーナーを付けて擦るように拭きとっていきます。
盲点なのが靴の中の汚れ落としです。靴の中は埃がとても溜まりやすく、汚れやすい箇所です。犬・猫などのペットを飼っているお家では靴の中からごっそりペットの毛が入っていることもあります。靴の中の汚れを放置しておくと悪臭の原因にもなりますので、しっかり汚れ落としをしておきましょう。埃を落としクリーナーでごしごし拭きますよ。
④全体の汚れ落としが終わったら、栄養クリームや靴墨を塗っていきます
全体の汚れ落としは抜かりなくしっかりやります。
革がすっぴんになったら栄養を入れていきましょう。
この靴は色落ちも多かったので、茶色系の靴墨でしっかり磨くことにしました。私は靴墨用の小さなブラシが好きでよく使っていますが、布でもOKです。小さなブラシは【ペネトレイトブラシ】などと呼ばれています。
細かい箇所までムラなく塗りやすいです。
靴は自分で見ている時は前の部分に目が行きがちですが、周囲からはカカトもよく見られています。のぼりのエスカレーターや階段で、前の人の足元がよく見えることがありませんか?カカトのお手入れを比べるとこんなに変わります。スニーカーですが、革のヒールになっているのでクリーナー・靴墨をしました。深くツヤツヤになりました~!
⑤靴墨の後は仕上げに艶出しをしていきましょう。これでピカピカになります。
全体の靴墨が終わったら仕上げとしてもう1度ブラッシングをします。私はこの時に化繊ブラシを使うのが好きです。
また、つま先やカカトの特に硬い部分のつやを出したい時にストッキングで擦るとピカピカになります。
ストッキングは掃除にもよく使われますね。とても繊維が細かいので汚れ落としや艶出しに重宝し、綿のように繊維が出ないので埃も出ないのでとても使いやすいです。簡単にピカピカになります。
⑥靴紐も洗いました。乾いたら左右にひもを通して終了です。
ひもは衣類用洗剤などで良いので洗っておきましょう。靴ひもがけっこう汚れいているので、ひもを洗うだけでもとても印象が変わりますね!
靴を磨くとクリーナーで拭いた時の汚れ落ちにビックリしませんか?
埃が付いたまま履き続けていると、雨のシミが付きやすくなったり、悪臭の原因にもなります。
のんびりな休日に靴磨きをしてみませんか?