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自分の弱さやズルさと向き合うとギフトが待ってる
この前、クライアントさんとお話ししていた時のことです。
(クライアントさんからの了解を得てます。)
この方、「詐欺にあって、怒りが止まらないんです!」
「どうにかしてお金を返してほしいんです!」ってずっと言っておられてました。
でね、まず、その原因の潜在意識をみていったんです。
なぜ、詐欺だ!ってことが起こったのか。
そしたら、
「自分の弱さやズルさをみて。」とのことだったんです。
クライアントさんに言ったら、余計に怒りが増幅しそうで…伝えるか迷ったのですが、それでもお伝えした方が良いと判断し、お伝えしました。
すると、一瞬空気がとまりました…
でも、何か考えておられる様子が見受けられたんです。
この方はとても素直な方だから、今までもお伝えしたことは受け入れて、実践されていく方でしたから、きっと受け入れ難いことでも、受容して、自分の糧にできると思ったんです。
そしたら、ポツリ。
「返金制度があったんです。」と。
お話ししたそうだったので、もう少しお話を聞いていました。
「結果が出なかったら、お金は全額返しますって書いてあって。それで、何度もそこを確認して、課題を全部提出して、ちゃんと講座を受けたんです。それが条件だったから。そして、どうしたら返金されるのかに気をつけて受講してたんです。」
(オンラインの講座のようでした。)
その時、クライアントさんがハッ!とされたんですね。
「私、もしかしたら、この返金制度がなかったら、途中でやめていたかも⁈」
と言い出しました。
つまり、お金を返してもらうために、課題を提出していたのだといいます。
「仮にもし、返金制度がなければ、私はいつもの癖で三日坊主で終わって、『やっぱり私にはできない』って思っていたかもしれない」とおっしゃったんです。
これは自分の弱さに気づかれたんだと思います。
今まで、「できない私」という思い込みがあったようです。
でも、この経験を通して、本当なら継続できるのに、今まではご自身の習慣で「できない私」を演じることで、逃げていたといいます。
それが、今回、お金こそ返ってこないけど、「私は継続できるんだ」という思い込みにご自身で書き換えることができたんですね。
このタイミングで、お話ししてくださったことで、その気づきが起きたんです。
そしたら、このクライアントさん。
「そっかー!私って怠けてただけで、本当は継続できる人間だったんですね!」
とさっきの恨みの顔とはうってかわり笑、とてもスッキリとした表情をされていました。
でもまだ若干モヤモヤしている様子。
「その気づきだけで、この金額が返ってこないのは、正直きついです。」とのことでした。
そこで一言お伝えしました。
「ズルさ、とのことでしたが、何か思い当たる節はございますか?」と聞きました。
たぶん、ここは分からないかなと思ったんです。
なぜなら、私もそうですが、自分のそういった部分をみるのは正直嫌だからです。
なので、少しまた潜在意識の方をみてみました。
すると、「搾取」と一言聞こえたんです。
これはまたお伝えしにくいことを伝えてくるなぁ、と思ったのですが、渋々お伝えしました。
すると、「それはない!」とクライアントさん。
「取られたのは私です!」と。
そうですよね。。。
ということで、これをみていくことを含め、書き換えをしていくことにしました。
すると、今回のカラクリがみえてきたんです。
そのズルさとは、はじめに返金制度があるから申し込んだとおっしゃっていたクライアントさんの言葉からみえてきたものです。
その時点で「相手のもの(ここでは、相手が労力をかけて作った講座内容)を、自分は何も与えず、奪うというスタンスだった」のだそうです。
奪うというと言葉は悪いですが、本来はどんなものでも自分がお金を払うと選択したので、対価を払うのがこの3次元でのルールです。とはいえ、返金制度があったのも事実。
でも、はじめから、返金制度を気にして、必ず返してもらう!という意気込みで取り組んでおられたようです。
でもこれは、相手方にとっては、自分が大事にしている商品をかっさられたのと一緒だということを、「クライアントさん自身がわかっている)のだと、潜在意識からみえてきました。
分かった上で、「お金がなくなる恐怖」があるから、どうしても返金してもらわないと困るということだったのだそうです。
なので、この恐怖を取り除き、そのズルさの部分に関してはお伝えしました。
潜在意識の書き換えをすると、そのクライアントさんが札束をばら撒いている様子がみえたんです。
そして、
「私は与えるもの」
「私は豊かであり、生み出すことができる」
その意識に書き換わったんです。
その後に、クライアントさんに聞いてみました。
さっきの件について、どう思われますか?と。
すると、「なんかもう、どうでもいいです。不思議ー!」笑
だそうです笑
今まで、奪われる恐怖があったものを、自分で生み出せるという意識にかわったことで、感覚が変わったんですね。
もちろん、現実的にはその詐欺といっていた金額を支払わねばならない。
でも、自分で生み出せることが分かっていれば、逆にいつまでもそこにいて、エネルギーを消費するより、自分の生み出す方に、エネルギーを注力していった方がよいということに気づかれたようです。
私も経験がありますが、自分の弱さやズルさはなかなか向き合えません。
そこは他人の力を使わせてもらって、気づきを得たり、気持ちを変えていくこともいいのかなと思います。
「された」と思っていたことが、本当は自分の方にも、自分を見つめ直すきっかけがあるかもしれないということをお伝えさせて頂きました。
もちろん、今回でいえば、相手の方の書き方や伝え方にも問題があったのかもしれません。
その点についても、そのクライアントさんは、「これから自分もそういった点に気をつけて、お客様と接していきたいと思っています。」
と、相手目線の視点も得られたようです。
今回、一つの事例だけでも、このクライアントさんにとっては今後の人生におけるご自身の選択の基準が変わったそうで、本当に喜んでおられました。
あれだけ怒りにまみれていたのに…笑
これがこんな展開を生むなんて思ってもみなかった!と喜んでくださり、私も嬉しかったです。
こんな風に、もちろん書き換えはご自身でもできてしまうんですね。
だから自己内対話と、潜在意識の書き換えができるのって「鬼に金棒だな」と個人的には思っている今日この頃です。
それと最後に…
やはりいつも思うのが、目の前の出来事は全て、自分が「何か」に気づくために起こしているだということです。
これが前提にあると、気づきの精度があがってくる感じがします。
気づきって、人生を変えてしまうほどの威力がありますから、潜在意識的にはたくさん気づいて欲しいんですね。
そんなことをふと思いました。