自然が教場
あまみのもりのほいくえん
プレオープンから1ヶ月が経ちました。早かったような、まだ1ヶ月?もう1年ぐらい経ってるような。
そんな濃い〜毎日です。
イエナ式を取り入れたあまみのもりのほいくえんですが、イエナプランでは、日々のプログラムの中に、4つの活動というのが入ります。
それは、
たいわ
あそび
まなび(しごと)
もよおし
です。
イエナプランの学校は4歳から12歳が小学部なのですが、あまみのもりのほいくえんでは、1歳児から受け入れているので、ある意味世界初のプログラムでもあります。
そんなことできるのか?
と、不安もありましたが、イエナプラン創始者のペーターセンが参考にしたルソーの書いた教育本「エミール」の中で推奨されているのが「自然人教育」という教育法。
この内容を知ってとても興味が湧いたのです。それは、人間の子どもは12歳まで自然の中で、「五感をフル活用して自由に遊ばせる」事で、12歳以降、社会での学びの吸収力に大きな差が出る!というもの。
ホンモノの自然の中では脳のアプローチが変わる
現代、幼児教育には様々な手法があります。教具を使ったり映像を使ったり遊具を使ったり。
イエナ式では、
子ども社会に任せる
ホンモノの自然から体験を通して学ぶ
が基本です。
自然が教場
私は、過去に10年間カブスカウトのリーダーをやっていました。その時に教えてもらったのが、「自然を教場にする」ということ。
子ども達はホンモノの自然を通して、自立することや仲間と協力することを体験的に学びます。
ある年の冬のスキー合宿での出来事。小学校2年生のとてもヤンチャな男の子A君。
初めてのスキーで、足をスキー板に固定されている事にずっと文句を言ってました。
「こんなもの嫌だ!外せ!」と、泣き喚くのです。
その暴言を横目に、ほかの子ども達に指導していました。
ほかの子達は少しずつ滑れるようになっていきます。
そのうちみんなはリフトで初級コースに。A君もリフトに乗るのか下で待ってるのか?確認すると。ひとまず上に行くとのこと。
緩やかなスロープのコース。ほかの子達は転びながらも恐る恐る降りていきます。
A君
「怖い!やっぱり板を外せ!こんなの嫌だ!」と、泣き叫ぶ。
やっぱり無理かなぁ?
と、少し下に移動して、下から様子を見ていると。
最初は転ぶたびに泣き叫んでいたのに、だんだんと黙って起き上がる様になり、少しずつ感覚を掴んだのか、滑る距離が長くなり、遂にリフト乗り場近くまで降りて行くことができたのです。
もう転んでも文句を言わなくなってました(笑)
そして、なんと!
下に着いたら「板を外せ!」と、言うだろうなーと、思ったら。
黙ってリフト乗り場からまた初級コースに登って行ったのです。
まさしく「自然が教場」でした。
あまみのもりのほいくえんでは、そんな昔の事を思い出すシーンがたびたびあります。
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