私の事2

私が小学校に入学してからは毎日髪の毛を可愛くしてくれてお洋服もフリフリの可愛いのを着て

母親に髪の毛を可愛くして貰えるのがとても好きでした。

ここら辺は全然覚えてなくて記憶が曖昧なんだけども

夏?くらいに兄が友達とふざけて腕を骨折して帰ってきたことがありました。

坂道を自転車でノーブレーキで走って坂の途中で止まってた車のドアが開いてぶつかって転んで腕を折ったそうです。

腕にギプスを付けて兄は帰ってきて
その夜それを見た父が兄のギプスにタバコを押し付けて暴言を吐いてたのを横で聞いてました。

父は兄にはとても厳しくて兄はことある事に父に反抗してました。

髪の毛を伸ばしてみては、父親に丸刈りにされたり

とにかく当たりがきつかった。

それもそのはずで兄は、それなりに物心がついてたから父が私と兄の本当の父でないことも理解してて、本当の父親に裏切られ捨てられ本当の父親の母(私たちからすると祖母)に灰皿代わりにされたりと虐待の記憶が色濃く残ってたからだと思う。

私は小さかったので兄の言う「本物じゃない」って言葉も理解できなくて

なんでこんなに兄は意地悪でお父さんに怒るんだろうとずっと疑問でした。

兄は成長するにつれて反抗の度合いが酷くなり 
万引きや喧嘩を繰り返すようになっていきました。

その度に家で母は泣いて
父は怒って喧嘩してを繰り返してました。

兄は女癖も悪く女の子を家に連れ込んでは私に父母が帰ってこないように見張らせることもありました。

何度も警察のお世話になり
何度も頭を下げる父と母と

何度も泣いてる母を

ただ、私は見るしか出来ませんでした。

続く


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