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部屋の隅のほこり。

家と呼ぶには狭い一人暮らし用の1LDK。一人で暮らしていても、常に埃はつきまとう。知らないうちに、部屋の隅には綿毛のようなほこりが作られていく。

あ、ほこりがある。

そう目で追いながら、結局はそれが見るに見かねるまで溜めてしまったり。

ふと、このほこりは、私が見過ごしてきたものに重なるなと思った。

見過ごしてきたのは

自分という存在
自分が本当に必要な時間
自分を喜ばせるための行動

誰かを喜ばせるために、自分を飾ったり飾らなかったりしながら
消耗してきた時間が、私の中にたまったほこりだ。

これが積もり積もって、見逃せなくなっている。

大切な時間を今、何に使っている?
好きなことに?それとも、そうでもないことに?

自分を費やすほどに、大事なことなのか、違うのか。
違うのであれば、早々に見切りをつけて自分が大切だと思うことに、精一杯の時間を使って、自分の可能性に賭けていきたい。

ほこりが溜まって、もはやほこりが溜まっている事が当たり前のことにならないように。
今すぐにね。

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