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11月18日実施:ヒダクマさんでの勉強会報告
こんにちは!
恵みの森づくりコンソーシアム広報の伊東です。
11月18日(月)、恵みの森づくりコンソーシアム主催の勉強会が、岐阜県飛騨市にある「株式会社飛騨の森でクマは踊る」(通称:ヒダクマ)で行われました。
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飛騨市のまちづくりにおいて重要な役割を果たしている「ヒダクマ」さんの取り組みをご紹介します。
ヒダクマさんは、広葉樹の「活用」の部分を担い、単なる製品づくりにとどまらず、人や地域をつなぐ「コト」づくりにも力を注いでいます。
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例えば、搬出した木材を使ったワークショップでは、参加者がアイスクリームスプーンを作り、その後地元の乳業会社のアイスを味わうという体験を提供。さらに、そのアイスを生み出す乳牛の敷き藁には広葉樹のチップが使われており、地域資源の循環を実感できる仕組みです。
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また、本格的な材の活用ではIT技術を導入。原木を3Dスキャニングし、データベース化することで、設計者や加工者との情報共有をスムーズに行っています。
さらに、データの共有だけでなく、実際に現地に足を運び、「森を丸ごと感じてもらう」体験へと広げています。こうして生まれる製品は、「飛騨の森」を都市部に届けるものとして注目されています。
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ヒダクマさんの取り組みは、大量生産ではなく、小さな循環を大切にしながら地域の価値を高めるもの。その「しぶとい持続性」は、私たちが学ぶべきポイントかもしれません。