第23週 火曜日 スポーツ選手 小谷実可子
23人目のスポーツ選手はアーティスティックスイミング選手の小谷実可子さんです。
はじめに
小谷 実可子(こたに みかこ)さんは1966年8月30日東京にお生まれになりました。
子ども時代
小谷実可子さんは 小学生の頃からシンクロナイズドスイミングを始められました。
選手時代
1978年12歳の時日本代表として「カナダ年齢別選手権大会」でソロ、デュエットとも3位に入賞されました。
1982年にアメリカのノースゲート・ハイスクールにシンクロ留学されます。
アメリカのナショナルチームを指導したゲイル・エメリー氏に師事されます。
1985年日本大学文理学部に入学されます。
パンパシフィック水泳選手権でソロでは2位、デュエットでは優勝されます。
この年から全日本水泳選手権で4連覇を達成されます。
1988年ソウルオリンピック開会式で日本選手団の旗手を務められます。
競技でもソロ、デュエット(田中京さんとのコンビ)でともに銅メダルを獲得されます。
この年都民栄誉賞、ビッグスポーツ賞、総理大臣銀杯を受賞されています。
1989年スイス・オープンでソロ優勝されます。日本大学文理学部を卒業されます。
1990年ローマシンクロ大会、マジョルカ・オープン大会でソロで優勝されます。
1991年パース世界選手権はソロで銅メダル、高山亜樹さんとのデュエットではカナダのペアを破り、銀メダルを獲得されます。
その後、休養宣言をされて、1998年長野オリンピックの招致活動などをしていた。
1992年バルセロナオリンピック前に現役復帰されます。
これまでの実績が評価されて、シンクロ日本五輪代表としては日本人として初めて2大会連続で選ばれました。
バルセロナ五輪では試合直前まで奥野史子さんらと出場を競っていた。
ソロは奥野史子さんが出場し、デュエットでは一時小谷さんと高山亜樹さんが出場予定と発表されたが、結局デュエット本番直前で奥野さんと高山さんが出場する事となったため、結局小谷さんの出番は無いままに終わりました(ソロ・デュエット共に銅メダル獲得されまhした)。
そのデュエット試合時の小谷さんは観客席から二人を見続けており、試合終了後小谷が涙を流すシーンが繰り返し放映されたそうです。
バルセロナ五輪後、小谷は現役引退を表明されました。
現役引退後
第一線を退いてからはスポーツコメンテーター、日本オリンピック委員会広報員、長野オリンピック広報員、国際オリンピック委員を歴任されています。
また日本オリンピアンズ協会の理事を務めておられます。
1997年11月25日には国連総会に民間人として初めて出席されました。
小谷さんはスポーツと平和に関連する議題で講演、長野冬季オリンピック開催期間中の停戦を求める「五輪停戦決議」を提議し、全会一致で採択されました。
1999年、元陸上短距離選手で明海大学助教授(当時。2015年現在は同大学教授)の杉浦雄策氏と結婚されます。2001年2月に長女を出産、2006年8月に二女を出産されています。
2006年10月、政府の教育再生会議委員に就任されます。
2007年、国際水泳殿堂に表彰されます。
2008年1月、グアム自然大使に任命されます。
2014年9月16日、日本中央競馬会非常勤監事に任命されました。
2015年12月に22年ぶりのシンクロのショーに出演されました。
2016年1月25日、2016年リオデジャネイロオリンピック閉会式「フラッグハンドオーバーセレモニー」検討メンバー(アドバイス担当)に就任されました。
出演番組など
小谷さんは多くのテレビ番組、CM等に出られています。
テレビ番組
世界水泳(2001年 - 、テレビ朝日)
世界陸上(TBS)
どうぶつ奇想天外!
からだであそぼ(NHK教育テレビ)
鶴瓶の家族に乾杯(2006年7月、NHK)沖縄県大宜味村
ハピふる!(2007年7月 - 2008年9月、フジテレビ)
ソロモン流(2009年7月5日、テレビ東京)
くらしのサプリ!集合!○○三姉妹(2013年2月 - 6月、BS朝日)
美活三姉妹〜くらしのサプリ〜(2013年7月 - 、BS朝日)
第24回JNN共同制作番組「世界水族館ものがたり」(2013年2月11日、テレビユー福島制作、JNN各局) - ナビゲーター
2016年リオデジャネイロオリンピック(2016年、フジテレビ) - オリンピアンキャスター(中継キャスター)
テレビCM
ミズノ「SPEEDO」(1988年)
カルピス
国民年金基金
ツムラ(2001年)
グアム政府観光局(2007年)
イオン(2008年)
阿須里家シリーズ(2013年10月より順次放送)武蔵丸光洋、織田信成、伊藤沙月と共演
コナミデジタルエンタテインメント「実況パワフルプロ野球2013」
アートネイチャー
日本マイクロソフト「Windows 8.1」
サントリー「セサミンEX」(2018年)
以下の著書とビデオがあります。
著書
『ドルフィン・ピープル』(1998年8月、近代文芸社)ISBN 4773362790
『一筆啓上―スポーツ見て歩記』(2004年7月、中日新聞社)ISBN 4806204838 『小谷実可子のママといっしょにかんたんスイミング』(2011年)7月 ISBN-10 : 4840139849
ビデオ
『どうぶつ奇想天外!・イルカとの絆』(1998年6月、TBS)
めぐめぐがすごいと思う小谷実可子さんのこと
1小学生からシンクロナイズドスイミングをなさって20代にその才能を爆発させ、素晴らしい成績をあげられていること。
22度オリンピックの代表選手に選ばれているということ
3引退後はオリンピック誘致のために活躍されていること