見出し画像

マフィアの魔法が、最強のコミュニティを生み出す「始動Next Innovator」応募応援説明会

8月下旬から9月上旬にかけて、経済産業省が主催しているイノベーター育成プログラム「始動Next Innovator」の応募応援イベントを、卒業生有志で開催・登壇した。

応募応援イベントを開催する中で、卒業生(始動マフィア)のコミュニティの力が生み出す凄さをひしひしと感じたので、その感想をお伝えしたい。

1.Yコンビネーター次期CEO ギャリー・タンの言葉

Airbnb、Dropboxなどを生み出した、シリコンバレーの伝統的なアクセラレーターとして知られるYコンビネーター(以下、YC)。
ここ数年で、さまざまなインキュベーターやアクセラレーターが急増している中で、YCが最強と言われるのは「卒業生マフィア」の力とも言われている。

参加企業の増加は、コミュニティの成功の証だとタンは考えている。YCの経験は「参加者をひとつの部屋に集める」ことで、マフィアの“魔法”がかかることだと、タンは語る。

日本でもアクセラレーターやスタートアップスクールが数多く存在する中、始動Next Innovatorの大きな魅力は、このマフィアの力なのかもしれない。

1.始動Next Innovatorとは?

2015年「日本とシリコンバレーの架け橋プロジェクト」の一環で、次世代のイノベーションの担い手を育成することを目的に「グローバル起業家(イノベーター)等人材育成プログラム」として開始し、過去7年(7回)実施。

2.有志説明会①応募エントリーシートの書き方教えます。

始動Next Innovatorに応募するには、書類と動画を応募締切までに提出する必要がある。
応募書類について、個人的には課題設定が最も重要だと考えており、こちらのイベントではポイントを絞って説明。

対象の顧客の価値を強く意識することが、新規事業の一丁目一番地だと感じている。詳細は以下の動画を参考にしてほしい。

3.有志説明会②来たれ!女性イノベーター

応募応援イベントでは、女性イノベーター向けも開催。筆者は更年期症状の課題解決に向けた事業を検討していたため、その内容を紹介した動画が以下となっている。

4.有志説明会③グロービス経営大学院

出身校であるグロービス経営大学院でも、応募応援イベントを複数回に渡り開催。以下「ゲツガン」を含めると、100名以上のグロービス生に参加いただいた。

これまで20名以上のグロービス生が、始動Next Innovatorに採択されており、実際に始動に参加した感想を告知の際にお伝えした。
その点が身近に感じていただけたのが、イベント参加者増につながった。

5.有志説明会④ゲツガン~DEMO DAY登壇者ピッチ~

グロービス大阪校の卒業生が主催する「月曜日からガンガン学ぶ会(通称:ゲツガン)」で、「始動 Next Innovator 2020-2021 合同 DEMO DAY」に登壇したグロービス卒業生3名のピッチを披露。
始動を通じて、どのように事業が変化したのか感じていただけた。

「ゲツガン」は、毎週月曜日21時から開催されており、これまでの開催は200回ほど。過去のゲツガンの様子を記載したnoteが以下となっている。
毎週のように継続しているのが素晴らしい!

6.有志説明会⑤聖マリアンナ医科大学 医療人2030MIRAI

始動 Next Innovatorでは、ヘルスケア関連の事業案も多く採択されており、医療関連者向けの応募応援イベントも開催。

「始動 Next Innovator 2020-2021 合同 DEMO DAY」でも、上位入賞者の多くがヘルスケア関連であり、日本のヘルスケアのイノベーションが進むことを期待。

7.まとめ:最強のコミュニティを生み出すには、おせっかいな卒業生(マフィア)が必要不可欠

上記の動画は、始動2021(7期)メンバーからの応援メッセージだが、筆者も10名以上の応募者相談(壁打ち)で聞かれたのが、「なぜ始動卒業生の方は、みな熱心に相談にのってくれるのか?」

明確な回答を持っているわけではないが、冒頭のギャリー・タンの言葉を借りていうなら「マフィアの”魔法”」がかかっているからではないだろうか。

最強のコミュニティが、次の世代へ「バトンをつなぐ」という使命感を生み出し、新たなビジネスを作っていくような気がしている。