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妊娠についての私の今の気持ち

女の人が妊娠・出産するのなんて、当たり前と思ってる人多いですよね、ってかこの国は特に。結婚したら妊娠して当たり前、つわりは母親になる覚悟、我慢して当然、出産も生きて帰ってこれると普通にみんな思ってる。命懸けの作業なのに。

まず、妊娠自体が命がけですよね。わたしが特にフォーカスしてるのは、つわりです。わたしは自分が嘔吐恐怖症ということもあり、つわりが怖く、妊娠に踏み込めません。結婚して6年経ちますが、ズルズルとここまできました。ですが、いつまでも悩んでいても仕方ない、子供は欲しい気持ちはある、ということで、一念発起し、今回の体質改善プログラムに臨んだわけです。そのプログラムの卒業生さんはみな、卒業後の妊娠でつわりがなかった、というのがウリの講座。もちろんそれ目的だけの人が集まるわけではなく、色んな事情や悩みを抱えた方が来られてたので、それはそれで様々な世界を知る機会になりました。

だけどわたしはとにかく、この悪阻への恐怖を克服したくて、悪阻のことを調べ始め、その講座に出会いました。はっきり申しまして、妊娠してみないと効果はわかりません。高額な受講料を投資しました。一世一代でしたから。それくらい投資したとしても、なんとしてでも、悪阻を克服したかった。なぜなら悪阻には物理的に要因があるから。その物理的要因を対策した上で、それでも悪阻があったとしたら、それは神のみぞ知る領域ですし、わたしはそれがすべてだと思ってますし、人間がどうこうできる領域ではないと思ってます。でも、やれることはやりたいから、トライしました。

講座は卒業しましたが、実際に妊娠してみないとわからないし、どれくらいの期間体質改善を行えば大丈夫ということも誰にもわかりません。講座の先生も、そこは上手ににごしておりました。そりゃそうですよね、保証できないのはわたしが1番わかってますから。それを覚悟で受講したわけですから、自己責任です。わたしは責任転嫁なんてするつもりないし、そもそも神の領域に手を出してるので、少々神様におこがましさも感じつつ、ですが、講座の内容は良いものでした。今まで体のケアって何をどうしたらいいかわからなかったのが、何が大切なのかを導いてくださってので、感謝しています。このプログラムの内容を生活に取り入れて続けていけば、必ず体は変わっていくと思いますし、つわり対策にもなっている、理にかなった内容でした。あとは、自分次第ですね。信じて、受け入れて、素直に、自分に素直に、向き合うこと。

細木先生の言葉がずっと残っていて。

「ありのままを受け入れなさい☺️」

って悩める女性たちの前で、番組で語ってらした。ほんとに最後の絵文字のような笑顔で。涙 その番組見てたのは中学生くらいかな。いまだに覚えてます。脳裏に焼き付いてる。ありのままを受け入れる、って、まだ、わたしには鍛錬が必要ですね。

そうそう、悪阻の話でしたよね。そもそも嘔吐恐怖症から始まり、陣痛もすごそうだなあーわたしに耐えられるかなーなどの気持ちから妊娠が怖くなり、痛いのは我慢できても、つわりはどうにもならないしどうにもできないな、と思い、調べるうちに、「重度妊娠悪阻」のことを知りました。語るの長くなるけど、要はこれは、病気なんですよ。

みなさん、特にご年配のかた、わたしの母世代も含め、つわりが病気?なにいってんの?って絶対言うでしょ。わたしも、母親にバカにされたクチです。それも、母は重度妊娠悪阻だったにも関わらず、です。自分が死ぬ思いをして私を産んでくれたので、言いたくもなるでしょう。なにをまだありもしないバカなこと考えてんの、やめなさい、と言われました。とてもショックでした。母の世代より上の人たち、その下の世代の人たちも、つわりはあって当然と言われてきた時代ですもんね。いまだにそうなのですから、当時なんてもっとひどかったでしょうね。つわりで会社を休むなんて、あり得ないことだと、言ってました。重度妊娠悪阻で、仕事ができますか?寝たきりですよ?飲めない、食べれない、死にかけなんですよ?働けますか?日本の風潮どうかしてません?

そして、そこから考えて、何が問題かというと、日本の悪阻に関する医療の遅れです。海外では、悪阻の薬が存在します。ちゃんと悪阻が起こる要因を分析してつくられた成分です。ビタミンB群と、あと半分は日本で未承認の成分のため、現在治験に入る段階のようです。だいぶ、進んできてるとは思いますが、流通までは時間がかかりますよね。

インスタで#妊娠悪阻で検索すると、腐るほどでてきますよ。妊娠悪阻で悩んでる妊婦さん、山ほどいます。産むまで吐き気とたたかう、って、できますか?それは普通ですか?病気ではないと言えますか?それを今の日本では点滴しか対処がないのに、仕方ないからがんばれ、って言えますか?ハッキリいいます。わたしはできません。自分が妊娠悪阻になるかもしれないのに、その可能性がゼロではないのに、対処法がないのに、妊娠したい、ってどうして言えるんですか?どんなに反感をくらっても構いません。わたしはできません。対処法がない限り。私がパニック症を患ったことも大きいですけどね。あの時、つわりと同じような状態でしたから。ガリガリに痩せてしまって、食べたくても食べれない。あれをもう一度やるのか、はたまたあれとは比べ物にならないくらい死ぬ思いをしなきゃいけないのか、想像するだけで辛いです。

でも、勘違いしないでください。わたしはただ単に恐怖にさいなまれて、怯えているのではないです。こうしてnoteにつわりの恐怖を書き綴って、これから妊娠する人に恐怖を植え付けたいのではないです。言いたいのは、誰しも妊娠悪阻になる可能性があり、なってしまったら、今の日本の医療では点滴しかなく、ひどい場合は産むまで続くということ。それをもっとたくさんの人に知って欲しい。特に厚労省のみなさま、医療関係のみなさま、わたしたち女性は、命懸けの作業を、あたかも何ごともないかものようにこなさなければならないという、無言のプレッシャーを感じています。それを少しでも早く、少しでも多くの女性に、楽にしてあげられるように、動いていただきたいです。切なる願いです。

そして、まず、わたし達にできることは、妊娠悪阻になる可能性は誰だってあるとわかっているのであれば、事前に対策しましょう!ということです。

悪阻には物理的原因があり、それを補う必要があります。それは、妊娠前から、事前に対策可能です。つわりに対して、色んな勉強、対策をしておられる方がいます。とても熱心です。血液検査から栄養素の検査、自分には何が足りたいのか‥

わたしが学んだ講座では、栄養学はなく、体のケアの仕方を学びました。すべてにつながることだと思います。

これから妊娠を望んでいる女性のみなさん、わたしも含めですが、事前に体のケアをしないで重度妊娠悪阻になるのか、はたまたケアをしてつわりをなくせるのか、もちろん最終的には神様しかわかりません。だけど、やってみたことは、絶対体が喜ぶはずです。

ご自分の体をまず、大切にしてあげてください。わたしも、同じです。何かしら不調を感じる人は、自分の細胞と、仲直りする必要があります。ゆっくり、じっくり、愛情をかけて、細胞と話し合いましょう。

とにかくわたしは、一人でもつわりで悩む女性を減らしたい、わたし自身も、つわりを恐れて妊娠を恐れたくない、その想いです。

みんなで、健康になっていきましょう!

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