ホームがあるから冒険できる
もうすぐ始まるニュージーランドへの旅に向けて、着々と準備を進めています。
約半年間の旅なので、1年未満ではあるのですが、そういっても決してお手軽なものではありません。
生活に必要なものは一通り持っていかなければならないし、細々としたものも含めると相当な物の数になります。
準備期間にも数ヶ月を要しました。
なぜ私は、そうまでして行きたいんだろうか。
この旅に私は何を求めているんだろう。
旅を最大限充実したものにするために、私は準備をしながら自分に問いかけ、この旅に対する自分の思いを明確にしてきました。
なぜ1年ではなく半年なのか。
なぜオーストラリアやマレーシアではなく、ニュージーランドなのか。
なぜ中高生ではなく、小学生のうちに留学するのか。
日本を離れて、日本での暮らしは大丈夫なのか。
準備をしながら、自分に何度も問いかけました。
小学生留学をすることで失うもの
私は、何かを得れば必ず何かを失うと思っています。
逆もまた然りで、何かを失えば必ず何かを得ている、とも。
小学生留学をすることで得るものもあれば、失うものもあると思います。
失うものの中で一番大きなものは、家族との時間です。
特に息子にとっては、パパといる時間や他の家族と過ごす時間はとても貴重な楽しい時間です。
それから、息子は飼っている犬をとても可愛がっていて、毎日の散歩にも一緒に行きます。
大切な家族と離れて過ごすことは、まだ幼い息子にとってとても寂しく心細いはずです。
今はまだ実感が湧かないと思いますが、行く当日になったら泣くかもしれません。
幼い子供を連れて数年間海外に住んでいる方のnoteやブログを見てみると、やはりどの方も、大きな悩みとして日本に残す家族との関わりを挙げています。
私にとっても、夫や自分の親と離れて何年も海外で過ごすというイメージは、全くつきませんでした。
半年というのは、そういう意味ではちょうどいい期間だと思います。
長すぎず、短すぎず、また日本に帰って来られる。
ニュージーランドの生活にどっぷりつかり、息子も友達をつくり英語力も飛躍的に伸びるでしょう。(そうであってほしい)
一方で、夫や母もニュージーランドに遊びに来る予定なので、3ヶ月弱で家族と再会できます。
もしこの旅を通して息子が「もっと海外にいたい。長く暮らしてみたい」と感じるようになったら、その次の旅はもっと長くなるかもしれません。
でも、今回は半年でちょうどいいな、と私は思っています。
ホームがあるから冒険できる
私にとってこの旅は、冒険そのものです。
何が待っているのか、息子や私がニュージーランドで何を感じどう変化するのか、考え出すとワクワクドキドキがとまりません。
でも、冒険はあくまで冒険。
最近夜の読み聞かせに『エルマーのぼうけん』を読んでいるのですが、冒険を終えたエルマーは自分の家に戻ってきます。
そしてママとパパと、再会を喜び合うんです。
安心でき信頼できる家族がいること。
遠く離れていても、いつも見守っていてくれる安心感があること。
帰る場所があること。
それが私にとってはとても大事で、だからこそ「冒険しよう」というエネルギーも沸いてきます。
もしこの部分の安全基地、セイフティゾーンが確保されていなかったら、私の生活はガタガタと崩れ、ニュージーランドどころではないでしょう。
冒険は、それと対照的な「ホーム」があるからこそ、その輝きを増すのだと思います。
そして私は、日本が大好きです。
ニュージーランドには日本にない良さがあると思いますが、日本にだってニュージーランドにない良さがある。
だから、決して日本嫌いで日本を出るわけではなく、あくまで冒険したいから、色んな経験を積みたいから、なんです。
日本という国もまた、私にとってはかけがえのない安心できる「ホーム」です。
なんてことない景色。
いつもと変わらない日常。
家族とのたわいない会話。
日本で私が当たり前のように得られていたかけがえのないものたちに感謝しながら、冒険を楽しもうと思います。
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