グレゴリオ聖歌と世界平和の祈り
本日、友人の誘いで、ラテン語による荘厳なミサに参加しました。世界平和を願い、世界中の指導者たちのために捧げられる、年に一度の特別なミサです。教会で賛美歌を歌うのは、遠い昔の小学生時代以来。大人になってから何度か教会を訪れたことはありましたが、ラテン語によるミサは初めてでした。
ミサが始まると、パイプオルガンの演奏と荘厳なグレゴリオ聖歌が教会内に響き渡り、普段味わうことのない厳粛な空気に包まれました。ミサの楽譜は配布されたのですが、ラテン語の歌詞の意味は全く分からず、前の人のページを見ながら、配られた日本語訳を頼りに歌いました。「いつくしみ深い父よ、すべての悪から私たちを救い、現代に平和をお与えください」という言葉が心に響き、世界平和を願う気持ちが自然と湧き上がってきました。
しかし、一方で、いくら祈っても世界各地で戦争や紛争が絶えない現状を考えると、祈りの力に疑問を感じずにはいられませんでした。もっと世界の指導者たちが話し合い、宗教の力で仲裁できないものか、そう強く願いました。
ラテン語は理解できませんでしたが、多様な文化に触れる貴重な体験となりました。かつては世界中でラテン語によるミサが行われていたことを知り、歴史の重みを感じました。近年では、各国語によるミサが行われるようになり、教会はより多様な人々を受け入れる場所へと変化しているようです。
今回のミサを通して、私は世界平和への願いを改めて強く抱きました。同時に、祈りの力だけでなく、具体的な行動や国際社会の協力が不可欠であることを痛感しました。一人ひとりが平和への意識を持ち、行動に移すことで、少しずつでも世界は変わっていくのではないかと信じています。
この経験は、私にとって忘れられない貴重な時間となりました。今後も、このような機会を通じて、世界平和の実現のために貢献したいと考えています。