「金のなる木」と想い出
私は、社交的ではないため、普段は挨拶程度しか近所付き合いがありません。しかし、先日、庭掃除の後、真向いの家の方と珍しく話をする機会がありました。その方は、私の両親のことがよくご存じで、両親が植木を育てるのが好きだったという話をしてくださいました、真向いの方は元営業職の方で話好きです。
両親の知らない一面
確かに、私の家は花と植木だらけでしたが、両親が手入れをしている姿は見たことがありませんでした。
その方は、特に金のなる木を育てていたことを思い出してくれました。
両親は、近所の人に金のなる木をあげていたそうで、真向いの家の方にもあげていたようです。
真向いの家の方によると、その金のなる木を大切に育てて40年になるそうです。その方は、その金のなる木をきっかけに、友人数名が会社で昇進したり、家を建て直したり、良いことがたくさんあったと嬉しそうに話してくれました。
金のなる木は、育てるのが難しい植物だそうです。週に1度は外に出して、冬は室内に入れておかないと枯れてしまうそうです。また、花が咲く木と咲かない木があり、花が咲く木は3年に1度しか咲かないそうです。
真向いの家の方によると、その金のなる木は、花が咲く木だそうです。毎日愛情をこめて手入れをすることで、花を咲かせることができるそうです。
両親の知らない一面を知ることができ、とてもうれしく思いました。両親は、私には見せなかったけれど、金のなる木を大切に育てていたんだなと思いました。
また、真向いの家の方から聞いた話を聞いて、毎日小さなことを愛情をこめてコツコツと実行すると、何事も上手くいくんだなと思いました。
私は、これからは両親のことをもっと知りたいと思いました。また、両親の教えを想い出し大切にしながら、毎日を丁寧に生きていきたいと思いました。