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「ハニワと土偶の近代」展覧会鑑賞感想
縄文時代のハニワや土偶が、単なる考古学的な遺物ではなく、人々の心に深く根ざし、現代の芸術や思想にまで影響を与え続けていることを、この展覧会は鮮やかに教えてくれます。特に、岡本太郎の作品が縄文時代を現代に蘇らせるような力強さを持った作品に感動しました。
それと、斎藤清「土偶(B)」木版画もクラッシックでモダンな作品で良かったです。
縄文時代の人々が自然との調和を大切にして、争い事を避ける文化を持っていて、平和な共存が行われて暮らしを送っていたという事実と、それが現代の私たちにも何かしらのメッセージを投げかけているように感じます。私たちも、自然との調和を大切にし、平和な社会を築くために、縄文人の精神から学ぶべきことがたくさんあるのかもしれません。
また、ハニワが軍国主義に利用されたという歴史的な事実も、この展覧会で初めて知った方も多いのではないでしょうか。これは、一つの文化や芸術が、時代や社会によって全く異なる意味を持つようになるという、歴史の複雑さを物語っています。
この展覧会を通して、私たちは単にハニワや土偶という考古学的な遺物を見るだけでなく、それらが持つ多様な意味や可能性について深く考えることができるでしょう。