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聖徳太子に関する講演を聴きました。
二宮報徳会 九月報徳塾 9月16日(土)
主題:永遠のプリンス・聖徳太子(知られざる真実を求めて)
講師:桶田幸宏先生(会社経営)
聖徳太子といえば、超人的で10人の話を同時に聞いたと言われ、新国家の理想として憲法17条を作ったことは知っていました。しかし、今回の講演では、聖徳太子の生きた時代背景や、彼が行った政治改革について詳しく知ることができ、新たな発見と学びがありました。
講演では、聖徳太子が生まれる前からの系図の説明があり、当時の社会情勢や朝鮮、中国の関係等について詳しく説明されました。聖徳太子は皇太子でしたが、推古天皇が長生きだったため、天皇にはなりませんでした。しかし、その間にも、第1回遣隋使、第2回遣隋使を派遣し、隋との関係を深めました。
また、崇神天皇の時に「米作りと神道」を基本に大発展していた日本ですが、蘇我氏や豪族の天下となっていました。聖徳太子は、冠位12階の制定によって、天皇中心の官僚国家を構築しました。
憲法17条の「和を以て尊し」は、中国文化の仁義礼智や仏教の悟りではなく、日本独自の「和のこころ」であるという説明は、とても興味深かったです。
二宮尊徳は、聖徳太子の思想を受け継いだ人物であると講演で紹介されました。二宮尊徳は、幕末の農村改革家として、農民の生活を改善するために尽力しました。彼は、「和を以て尊し」の精神に基づいて、村人たちの結束を促し、共同体としての村を築き上げました。
今回の講演で、聖徳太子の偉大さと、彼が日本の歴史に残した功績を改めて知ることができました。また、日本の伝統的な「和のこころ」の大切さも学ぶことができました。
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