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「アテフ・ハリム&北薗るみ子 デュオコンサート」心揺さぶられる芸術の秋
11月24日、帝国ホテル(孔雀南の間)で開催された、アテフ・ハリム氏と北薗るみ子先生のデュオコンサートを鑑賞し、忘れられないひとときを過ごしました。フランス人ヴァイオリニスト、ロシア人ピアニスト、そして日本人のソプラノ歌手という国際的なメンバーによる演奏は、まさに芸術の秋にふさわしい、優雅で感動的なものでした。
特に、北薗るみ子先生の歌声には圧倒されました。イタリア在住中にアルトゥーロ・トスカニーニ音楽学校元声楽講師を務められ、中国気功の呼吸法を取り入れた独自のベルカント唱法を確立されたというだけあって、その歌声は透明感があり、聴く者の心に深く響き渡ります。
プッチーニの愛のイタリア歌曲を熱唱された際には、その情熱に心が揺さぶられ、息をのむような美しさを感じました。また、アイルランド民謡の「ロンドンテリー」を日本語で歌われた際には、その美しい旋律と心に沁みる歌詞に、思わず涙がこぼれそうになりました。北薗るみ子先生の歌声は、まるで鳥のさえずりのような透明感と、心に深く沁みわたるような力強さを兼ね備えていました。
普段は気さくなお人柄の北薗先生が、ステージ上では別人のように変貌し、情熱的に歌い上げる姿に、プロのアーティストとしての魅力を感じました。
今回のコンサートは、単に音楽を楽しむだけでなく、異なる文化が融合した芸術に触れる貴重な機会となりました。北薗るみ子先生の素晴らしい歌声、そして国際的なメンバーによる演奏は、私の心に深く刻まれました。
この感動を忘れずに、これからも素晴らしい音楽を追い求めていきたいと思います。
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