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イザドラ・ダンカン、その自由な踊りの世界へ「花を踊る」

「花を踊る」
2024年8月30日(金)10時30分~12時 台風10号が来ていました。
場所:田町 男女平等参画センター・リーブラ 2階
ピアノ伴奏:平澤諭 ダンス:佐藤道代他

 平澤諭先生の誘いをきっかけに、今回初めてイザドラ・ダンカンをテーマとしたダンスワークショップに参加しました。リズム感がなく、体が硬い私にとって、女性だけの集まりで踊ることは大きなハードルでしたが、平澤先生の「大丈夫ですよ」という言葉に背中を押され、一歩を踏み出しました。
バーナード・ショーとの逸話で名前だけは知っていたイザドラ・ダンカンですが、平泉展で平澤先生の伴奏のもと、インストラクターのM先生が踊る姿を見て、その優雅で自由な動きに心を奪われました。

 ワークショップでは、佐藤道代先生とダンサーの方々の美しい踊りが上演され、その後に私たちも実際に踊ることに。最初は戸惑いもありましたが、先生たちの笑顔と温かい雰囲気に包まれ、見よう見まねで踊り始めました。スカーフをひらひらさせて風を感じる動きは、まるで子供に戻ったような心地でした。
周囲には経験豊富なダンサーの方々が多く、自然と一体となり、メビウスの環のように繋がりながら踊る感覚は、言葉では言い表せない感動がありました。
85歳の方が「あまり踊れない」と言いつつも、一番早く会場に到着し、楽しそうに踊っていた姿には感銘を受けました。私も、子供の頃から踊ることは苦手でしたが、今回のワークショップで、新しいことに挑戦することの楽しさを知りました。

 佐藤道代先生、インストラクターの方々、そして伴奏の平澤諭先生のおかげで、人生初のダンス体験となりました。心から感謝しています。

 今回の経験を通して、イザドラ・ダンカンのダンスが、単なる身体表現を超えて、心の解放や自己表現の手段となることを実感しました。これからも、この貴重な経験を忘れずに、様々なことに挑戦していきたいと思っています。

「花を踊る」
歌と踊りで、自然と仲間と繋がりを感じる場を作ります。自然、宇宙を全身で感じるダンカン・ダンスの真髄に触れて動いてみませんか?空、太陽、空気を踏みしめる大地。それらに感謝しながら生きて行く自分の心と体に気づいて動いてみましょう。イザドラの動きを基にダンサーたちで作った、「花の踊り」をご覧頂いた後平澤諭の生演奏で、花の歌を歌い、踊ります。

佐藤道代

「イザドラ・ダンカン:自由な魂の踊り手」
イザドラ・ダンカンは、20世紀初頭のダンス界に革命をもたらした伝説的なダンサーです。従来のバレエの形式にとらわれず、自然な身体の動きを重視し、裸足で大地を踏みしめ、感情をそのまま表現する彼女のダンスは、当時の社会に大きな衝撃を与えました。
イザドラ・ダンカンのダンスの特徴
• 自然な身体の動き: コルセットを脱ぎ捨て、裸足で踊り、身体の重心や呼吸を意識した自然な動きを重視しました。
• 感情表現: 喜怒哀楽をありのままに表現し、観客の心に直接語りかけるようなダンスを創り出しました。
• 音楽との融合: 音楽と一体となり、即興的な要素を取り入れたダンスを展開しました。
• 衣装: ギリシャ神話や古代美術からインスピレーションを受けた、シンプルで自由な衣装を着用しました。
イザドラ・ダンカンの影響
イザドラ・ダンカンは、後のモダンバレエやコンテンポラリーダンスに大きな影響を与えました。彼女の自由な表現は、ダンスの概念を大きく広げ、芸術表現の新たな可能性を示しました。
• バレエの革新: イザドラ・ダンカンの影響を受け、バレエは従来の形式にとらわれない自由な表現へと発展していきました。
• 現代ダンスの礎: 彼女の自然な身体の動きや感情表現は、現代ダンスの基礎を築きました。
• 女性の解放: コルセットを脱ぎ捨て、自由な動きを取り入れた彼女の姿は、当時の女性たちの解放を象徴する存在となりました。
イザドラ・ダンカンの生涯と悲劇
イザドラ・ダンカンは、華やかな舞台生活を送る一方で、私生活では多くの波乱を経験しました。2人の子供を交通事故で亡くすという悲劇に見舞われ、その悲しみをダンスに昇華させようとしました。そして、1927年、首に巻きついたスカーフが車の車輪に巻き込まれ、悲劇的な最期を遂げます。
まとめ
イザドラ・ダンカンは、単なるダンサーにとどまらず、20世紀初頭の社会や文化に大きな影響を与えた人物です。彼女の自由な精神と、芸術に対する情熱は、今もなお多くの人々にインスピレーションを与え続けています。

Gemini


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