約束の地へ8000キロの旅路と、音楽が紡ぐ普遍的な愛
Tokyo New Earth Bazaar
会期:9月28日(土)〜10月6日(日)
会場:143_NEIGHBOR 千駄ヶ谷
場所:東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目7−4
入場料:大人 700円
小学生以下 無料
「Dear Mother India-BEGINNING OF LIGHT 3」の続編
自主制作映画Promised Land 約束の地へ
上映時間,約110分
【日時】10月2日(水)19:00~21:00
初めてインドを訪れた際、知らず知らずのうちにイエスが12歳の時に旅したとされるルートを辿っていたという事実に、深い感銘を受けました。
特に、カシミール、ラダック、レーといった地を訪れた時の感動は、今回の映画鑑賞をより深くするものとなりました。
そして、二度目の鑑賞となった映画は、新たな気づきと感動を与えてくれました。自主制作による新感覚のロードムービーは、まるで自分自身が旅をしているかのような感覚にさせてくれます。
映画の中で描かれる、マイトレーヤ、友愛、家族愛、夫婦愛、親子愛、兄弟愛、そして隣人愛といった普遍的なテーマは、私自身の心に強く響きました。特に、Mikoさんが巫女・シャマンとして、音楽を通して宇宙(神)と繋がる姿は、古代の音楽が神との交信の手段であったという事実を彷彿とさせ、神秘的な魅力を感じました。
映画の中で描かれる、人々の温かい交流は、現代社会において失われつつある、人と人との繋がりを私たちに思い出させてくれます。SNSで繋がっているようで、実は心の距離が離れてしまっている現代人にとって、この映画は、改めて人間関係の大切さを考えさせてくれるきっかけになるのではないでしょうか。
エジプト人やギリシャ人が音楽(波動)を神の声として捉え、シャーマンが音楽を用いて神と交信していたように、映画の中でMikoさんの奏でる音楽は、言葉を超えたところで観る者の心に直接語りかけてくるようでした。
それは、まさに古代の音楽が持っていた力強さを感じさせるものでした。
高山病のため訪れることができなかったへミスゴンパ(寺院)への未練は、かえって私の心に強い印象を残しました。いつか再び、この地を訪れ、映画の中で描かれた世界観をより深く体感したいという思いが、今、私の心に強く芽生えています。
この映画は、単なるロードムービーにとどまらず、古代から現代まで続く、音楽と人間の深いつながりを描いた作品だと感じました。そして、その普遍的なテーマは、国境や文化を超えて、全ての人々に共感を与える力を持っていると感じます。
この映画を観て、私は再び、自分自身の内なる声に耳を傾けることの大切さを学びました。そして、音楽が持つ力、そして、人々が互いに愛を分かち合うことの素晴らしさを改めて実感しました。
この映画が、多くの人々に、自分自身と向き合い、そして、世界と繋がるきっかけとなることを心から願っています。