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この夏、手に入れた デジタルの「魔法の杖」で夢とリアルを考えてみた vol.2

こんにちは! いやぁ~「台風10号」は大丈夫でしたか?
こちら、きしめん地方でも河川の氾濫・線状降水帯の発生と大変。
被害にあわれた方にはお見舞いを申し上げます。
そんな台風のなか、私がこの夏 手に入れた「魔法の杖」のお話の続きです。


デジタルの魔法学校に入学!

私はとある流通業で衣料品を販売しています。
最近デジタルに興味を持ち、ITスキルゼロなのにこの夏から勉強を始めました。

その世界は、映画『ハリーポッター』の魔法の世界が現実にあった!
魔法界に紛れ込んだ【マグル】のごとき 驚きの連続です。

「マグル」とは、魔法の力を持たない一般の人間を指す言葉です

そんなデジタルの魔法界に紛れ込んで約2週間。
私の【ホグワーツ< デジタル>魔法学校】のクラスには仲間が10人います。

【デジタル魔法学校】のなかまたち

メンバーは仕事も子育てもデジタルも頑張る「ワーキングママ」さん、初デジタルに奮闘する「アラ還サラリーマン」さん、海外から参加する【ハーマイオニー】のように優秀な「ECマーケティング女子」さんなど、多岐に渡ります。
でも全員、デジタルの「魔法」を学んで「仕事上の課題を解決したい」という【志】は同じ。毎日の仕事とデジタル魔法の学びを両立するというハードワークを楽しく?前向きに頑張って取り組んでいます。

クラスの担任やサポートの先生方は、デジタルの魔法界に広くキャリアのあるとても優秀な人々で、この世界の重要な視点「プロダクトオーナーシップ」と、「技術とアイデアを結びつけて素早く実装及び発信する力」を私たちに日夜説かれています。

少しずつ使えるようになった「魔法」

そんな環境でマグルの「ITスキルゼロ人間」の私もすこしずつ<デジタルの魔法>の使いかたを覚えてきました。

例えば「LINE 公式アカウント」である「LINEBot」と「Messaging API」というデジタルツールを使って「MaKe」というアプリを使えば簡単にデータをLINEに返してくれます。その「魔法」でこのようなものが出来ました。

↓ わたしの【小さな魔法】第1歩と第2歩

しかし、デジタルの魔法は一筋縄ではいきません。

「ChatGPT」というデジタルの【みぞの鏡】があるのですが、これを自由に扱うには「プロンプト」という呪文が必要です。

私が最初にかけた「プロンプト」の呪文がこちら

これでは「ChatGPT」も困る・・・

この呪文で「ChatGPT」が出した「ExcelVBAマクロ」がこちら
(少々省略しています)

' 新しいシートを作成し、それを「Summary」と名前付け
    Set wsSummary = Sheets.Add
    wsSummary.Name = "Summary"
    
    ' Summaryシートにヘッダーを作成
    wsSummary.Cells(1, 1).Value = "部門"
    wsSummary.Cells(1, 2).Value = "店舗"
    wsSummary.Cells(1, 3).Value = "店舗"
    wsSummary.Cells(1, 4).Value = "店舗"
    wsSummary.Cells(1, 5).Value = "Aグループ"
    wsSummary.Cells(1, 6).Value = "Aグループ"
    wsSummary.Cells(1, 7).Value = "Aグループ"
    wsSummary.Cells(1, 8).Value = "A部門"
    wsSummary.Cells(1, 9).Value = "A部門"
    wsSummary.Cells(1, 10).Value = "A部門"
    wsSummary.Cells(1, 11).Value = "B部門"
    wsSummary.Cells(1, 12).Value = "B部門"
    wsSummary.Cells(1, 13).Value = "B部門"
    
        ' 各シートからデータをコピー
    For i = 1 To 4
        Select Case i
            Case 1
                Set ws = Sheets("sheet1")
                ws.Range("C2:E" & ws.Cells(ws.Rows.Count, "C").End(xlUp).Row).Copy
                wsSummary.Cells(rowOffset, 1).PasteSpecial xlPasteValues
                wsSummary.Cells(rowOffset, 5).PasteSpecial xlPasteValues
                rowOffset = rowOffset + ws.Range("C2:C" & ws.Cells(ws.Rows.Count, "C").End(xlUp).Row).Rows.Count
                
            Case 2
                Set ws = Sheets("sheet2")
                ws.Range("B2:E" & ws.Cells(ws.Rows.Count, "B").End(xlUp).Row).Copy
                wsSummary.Cells(rowOffset, 1).PasteSpecial xlPasteValues
                wsSummary.Cells(rowOffset, 2).PasteSpecial xlPasteValues
                rowOffset = rowOffset + ws.Range("B2:B" & ws.Cells(ws.Rows.Count, "B").End(xlUp).Row).Rows.Count
                
            
                
        End Select
    Next i
    
    ' コピーしたデータの書式を調整
    wsSummary.Columns.AutoFit
    Application.CutCopyMode = False

    End Sub

その最終結果がこちら

【ネビル】も最初の魔法書の授業で「カエル」に変身しちゃいましたもんね

何度も失敗を繰り返しながら、自分自身の「ITスキル」が少しずつ形になるという嬉しさを味わいつつ出来たのがこちらです。

↓ 私の「ChatGPT」を使った「DX改善」の挑戦!

「デジタル」をともに学ぶ仲間からの素敵な刺激

このようにほんの初歩ですが、自分の「デジタルスキル」で何かを作るということが出来るようになって、ますます【デジタルの魔法界】の魅力に引き込まれていきました。

とはいえ、クラスの優等生【ハーマイオニー】のような「ECマーケティング女子」さんの作品をみると、

↓ とっても実用的でかわいい「日記ちゃん」

自身のスキルとの大きな差に落ち込むときもあります。

しかし、同じクラスのメンバーで「Teams」「メタバース」の<デジタル空間>で励ましあい、お互いの作品をレビューしあうのはとても素敵な刺激となり、また先輩や、数多いる先達の【デジタルの魔法使い】の方々のネット上の「知見」を見れば、自分もこんなことしてみたい、作ってみたいと、心の底からワクワクの【知的好奇心】が湧き上がる原動力となっています。

↓ 書籍でも「ハリーポッター」の世界をお楽しみください

私がもう一度考えてみた「3つのデジタル魔法」

前回、【デジタル】の魔法でやってみたいことを3つあげてみましたが、
それをレビュー頂いた【スネイプ先生】がこのようなお言葉を下さいました。

「魔法が使えるとなって、さあ何か試そう!となると考えることはやはり壮大なことになりがち。それは全く悪いことではないけど、今後具体的に制作可能なものを突き詰めるとするなら、自身の【小さな魔法】を意識しつつも今のワクワク感が失われないような技術・分野を制作物に絡め続けられることが大切だね」

確かに、「テラフォーミング」なんて壮大な事、本当の魔法界の【ダンブルドア先生】にしか実現出来ませんもんね。

そこで、自分自身のこれから学んでいくべき「ITスキル」をふまえて、もう一度【デジタル】の魔法でこんなことやってみたいな、できたらいいなと考えたことを3つご紹介してみます!

①ウェザー「パーソナルアラーム」システム

今回の「台風10号」では「大雨特別警報」や「土砂災害警戒情報」など各種の警報が出ていましたが、実際に避難した人はどのくらいいたのでしょうか?

災害危険情報と正常性バイアス

気象庁の出す警報には「台風」や「地震」「熱中症」など各種あります。
「台風」に関する警戒の防災情報だけでもこんなに種類があり、私も実際のところ、どの情報が出ればどれだけ危険が迫っているのか判断できません。

このように危険度の情報が分かりづらいのに加えて、人間には「正常性バイアス」があり、危険が迫っているかもしれないのに【自分ごと】として避難しないのは<人はみな「自分だけ死なない」と思っているから>というのが大きいとの報告があります。

「災害避難」パーソナルアラームアプリ

これは「災害情報」を<自分ごと>として捉えるように個人別にアラートを出すシステム。
「災害情報」は自治体別に出ますが、個人それぞれの所在地で危険度が違います。たとえば、私のきしめん地方で「氾濫発生情報」が出てもマンションの8Fの自宅では危険度は高くありません。そのため<自分ごと>として
「警戒情報」を受け止めることは少ないです。
なので、個人の携帯のGPSと「自治体作成のハザードMAP」それと「気象庁」のアラートや「避難所などの防災情報」を連携するアプリシステムがあれば良いと思いました。

緊急時も平常時も使える「防災アプリ」

さらに平常時はこのアプリシステムに「訓練モード」をつけて、実際に
交通手段が不通となったときに、所在地から「避難所」や「自宅」まで移動するシュミレーションや、「防災ローリングストック」をリマインドする機能も搭載して、身近に【防災意識】を育むアプリにすると、いざという時に
活躍するのではないでしょうか?

でも、この実現性は社会的インフラ整備の必要性もあり、私の今のスキルでは難易度高すぎですね・・・

②ウェザー「ウェアリング」アプリ

雨の日の外出は何を着ていこうか悩みますよね。また逆に酷暑の日の外出も
暑いと思って薄着をすると、室内はエアコンがガンガンに効いていて寒かったなどの経験は誰にでもあると思います。

前回の記事で書いたように気温と衣類には相関性があります。そこから「YaHoo!天気アプリ」では「今日の服装指数」を毎日提供しています。

服装と気温の相関

「服装指数」で自分のワードロープからシュミレーション

このアプリと、自分自身のワードローブをすべて登録した「Googleスプレッドシート」「体感気温計算」アプリを連携。
当日の「服装指数」と外出先の「体感気温」<これ大事!>を合わせて、自分の手持ちの衣服を組み合わせて提案してもらえれば毎日の服装選びもらくらく! 忙しい朝に悩まずに済みますよ~

これなら、もう少し私のスキルが上達すれば実現可能かも??

③ウェザー「マーチャンダイジング」

最後は前回もご紹介した「ウェザーマーチャンダイジング」です。

ウェザーマーチャンダイジングのイメージ

ウェザーマーチャンダイジング

従来日本には四季があります。私の店舗ではその気温変化に合わせてファッション商品は(春・初夏・夏・初秋・秋・冬)の年間6回の品揃えを変更するという 【ウェザーマーチャンダイジング】を行ってきました。
しかし近年の異常気象で、例年では最高気温が20℃以下になる11月月初でも
昨年は25℃を超える真夏日があり、半袖を求められるお客様がいるなど、従来の気温対応の品揃えではお客様のニーズに当てはまらなくなっています。気温に応じて「品揃え」を変更するのは、商品が日々回転する「食料品」では当たり前ですが、商品サイクルの長い「衣料品」では気温変化を機敏に「品揃え」に組み込むのは、現状ではなかなか難しい状態です。しかし気象庁が『気候リスク管理技術に関する調査(アパレル分野)』という調査結果を出していたりと、衣料品の分野でも徐々に活用が広まっています。
気象庁の調査では「2週間予報」を活用して「売場変更シュミレーション」を実施しています。
この手法なら「気象庁API」からデーターを「JSON」という形式で読み出して、「Googleスプレッドシート」などの<表計算アプリ>を経由して加工し、「LINEbot」などのツールを使って売り場の担当者に気温に応じた最適な売場構成や商品在庫量のデータを届けるのも可能だと思われます。

さらに今後、「生成AI」「ビックデータ」を使用してより精度の高い長期予報を利用すれば、来年のシーズンや更に先の3年後・5年後といった長期的な品揃え計画のサポートも出来る日が来るのではないでしょうか?

https://note.com/megumi_ishida0/n/n9a5d516cd879

まとめ 夢を実現可能にする「デジタルの魔法」をもっと学びたい!

前回記事を書いた後、この気象庁の手法を使った「ウェザーマーチャンダイジング」の【売場変更システム】は「やってみたいな」「あったらいいな」というより、これを実現することが出来る【デジタルスキル】を手に入れるべきだと思いました。

「生成AI」「ビックデータ」といったなかなか手の届かない「デジタルツール」はともかく、「ChatGTP」や「Power Automate(PAD)」などを使用すれば「JSON」といったコードや「API」の活用方法を自分自身で手に入れることが出来ます。

そして、自分の夢を形にするために、この2週間で手に入れたわくわくするデジタルの【魔法の杖】とこれからの学びで手にする【魔法】を使って、今後は「やってみたいな」「あったらいいな」の「夢」を見るだけでなく、「夢」を実現する道を一歩ずつ進んで行かないといけないと感じています。

千里の道も一歩から



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