④ フランス・国家資格への道
フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。
舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。
思い出しつつゆっくりと綴っています。
2年間、平日の睡眠時間は2〜3時間程でずーっと勉強漬けだったのは、仏語習得マガジンの方に記述の通り。
語学では(当然)クラスメイトに劣っていても、技術面ではトップを取ると決めていたので、そこで平均点が保てていた感じ?
20の単位全てを平均点以上取らないといけないのは勿論ですけど、中には日本語でさえ苦手だった数学や物理、化学と言った教科も😱
英語は、「ロンドン行きたいし、近いし!」と、夏休みに短期留学して丸ひと月毎夜観劇しつつ成績アップに努めました←ここはほぼ趣味✋
で、国家資格ですが、これを取るためには2年の間に数ヶ月間の企業研修が義務なんです。
何てチャンス!
学生身分があれば大劇場にも潜入捜査が出来るんです!!
もちろん、目指すは国立オペラ劇場とコメディフランセーズ。
直ぐにCV(履歴書)とLM(lettre de motivation。志望動機を書いた手紙)を書いて、目ぼしいところに送りました。
クラスメイトからは「そんなフランス語で、どうするつもり?」とか、「t’es folle (頭おかしい)」とか散々言われましたけどね、彼女らの誰一人として手に入れられなかった国立劇場の研修も、国家資格も、手に入れましたから!
当時はそんな子達に凹まされる事も多かったけど、今思えばそれも仏人独特のマウントで、エ、ナニ、ガイジン相手にフランス語でマウント取ってたの?follesはアナタタチじゃーん!と気付くのでした。笑