③ 衣装家の国家資格取得に向けて
フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。
舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。
思い出しつつゆっくりと綴っています。
渡仏後最初に所属した語学学校。
役に立たなかったのは仏語習得で書いた通り。
でも、久しぶりの学生気分が楽しくて、外国人のお友達たくさん作って遊び呆けてましたね…笑
その後インターンしつつも、国家資格を取るため、結局衣装学校に入学。
学校では…
のだめカンタービレで、のだめちゃんがコンセルバトワールの授業で苦しんでいたアナリゼ。分析して意見を述べる授業ね。
舞台衣装でもやります。
仏語力が勝負なんですよね…アタリマエw
最初は、アナリゼの宿題も意味わかってるんだけど言葉にできなくて、デザイン画描いて誤魔化して、無理やり点数もらったりw
なので、専門用語に関しては自然と覚えて行った感じ。
ドラマでのだめちゃんも嘆いていたけど、資格取ろうと入学して来た人たちにとって、歴史的な事や専門技術の知識は、既にあって当たり前。
私は日本でもモードの専門学校に行っていたので知識や技術的には問題無かったけど、高校卒業後にすぐ入学してる子もいたんですよ。
当時は凄いなーと思ってたけど、長いフランス生活で、あれはただのハッタリだったと気付いたのでした。笑
とは言え、私達が子供の頃から大河ドラマとか見て来て、どの武将の時にどんな着物を着ているのかを何となく知っているのと同じで、クラスメイトは、どの王様の時代にどんなスタイルの服を着ていたのかって自然に身についている。
そこを追い付く所からのスタートでした。