フランス語習得までの道
日本で、モード業界には5年いました。
その間、当然いつかはパリのアトリエに移動させてもらいたいとかって儚い希望があり、細々とフランス語は習い続けていました。
私が就活していた頃はバブル期だったので、受けた会社に落ちることはほぼない時代。
第一希望のオートクチュールメゾンにも、若気の至りでわがまま通そうとしなければ受かっていたのに、我を通して一浪する羽目に。
それでも、その間キャリアになる仕事じゃないと意味がないと(就活生が選べた時代!)、当時の超大手で一年働き、本命に受かった翌年、退職から再就職まで1ヶ月とって、パリに短期留学しました。
目的は、もちろんフランス語。
小さな仏語辞典だけ持って渡仏。
ABCをアーベーセーと読むことも知らず、知っている単語と言ったら子供の頃習っていたバレエで覚えたアン ドゥ トロワとボンジュールくらい。
今思えば、どんだけ強気!準備不足も甚だしい!
でも、当時から語学はその場で身につけてナンボと思ってましたから、私にすれば当然の選択。
それでも、なんとかカタコトは話せるようになって帰国、その後仏語は毎週習いに行ってたけど、正直忘れないようにするのが精一杯でした。
希望の会社に就職して、その間に自分が本当にやりたい事を見つけ、数年で退社、単身渡仏。
パリで知り合った舞台衣装家に弟子入りする為でしたが、彼が教鞭を取っている学校で舞台衣装家の国家資格が取れると知って、急遽予定変更、学生として2年送ることに。
フランスの国家資格を簡単に取れるほどの語学力はもちろんなかったので、授業は全て録音して、朝8時〜夜7時までの授業の後、全部聞き直してノートに落として一言ずつ訳してからようやくその日の課題に取り掛かる、その頃0時は回ってましたね…課題終わるのは、早くて丑三つ時の日々。
そして、朝は5時前後に起きて、その日の予習をして、登校。
良くやったものだと我ながら思います。
結局、仏語上達の決め手はミュージカルでしたが🤣
まずは仏語のレ・ミゼラブルを丸暗記して、使えるフレーズ(日本語のセリフは入っていたので意味は理解出来ていました)を日常会話で使って見ることに。
あ、同じことやるのなら、現代劇が良いですよ!
現夫に、時代劇みたいな話し方って笑われたことあります。
「ござる」とか言ってたのかな🤣🤣